格言

ゲーテの格言 92

自負し過ぎない者は、自分で思っている以上の人間である。 【(「格言と反省」から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P134 高橋健二編訳 新潮文庫】 偉大な人は、人として無ければならない自信を持つ一方で、誰よりも謙虚。

行為についての考察 11

愚者が誤った道を歩けば愚かと見なしてよろしい。賢者が誤った道を歩けばどうしてなのか考えてみる必要がある。 【サキャ格言集 P156 今枝由郎訳 岩波文庫】 私は愚か者の塊である。 人生最後で勝利された偉人であっても、その波瀾万丈の人生の中、失敗敗北…

ゲーテの格言 91

1ばんすぐれたものは1つをすることによって一切をするのだ。 【(「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」第1巻第4章から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P133 高橋健二編訳 新潮文庫】 ひとつなすことですべてを行い変容し行く。そしてそうしぬく人…

行為についての考察 10

裕福になろうとするなら多くのことを手掛けなくてはならない。 【サキャ格言集 P156 今枝由郎訳 岩波文庫】 経営の神様と呼ばれた人は、数多の事業を手掛けたり。

ゲーテの格言 90

無制限な活動は、どんな種類のものであろうと、結局破産する。 【(「格言と反省」から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P132 高橋健二編訳 新潮文庫】 制限なき行動は、人を疲弊させてしまう。節度ある行動あるのみ。

行為についての考察 10

少しでも心のある人は欠点を見つめ取り除くべきだ。そう対処すればその人は上へ上へと進む。 【サキャ格言集 P156 今枝由郎訳 岩波文庫】 今私が常に受けていることの一つがまさにそれ。見つめ取り除く中に自他共の向上あり。

ゲーテの格言 89

偉大なことを欲するものは、心を集中しなければならない。制限の中に初めて名人が現れる。そして法則のみが、われわれに自由を与えることができる。 【(「われらの出しもの」第19場、1802年作から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P131 高橋健二編訳…

行為についての考察 9

賢者でも自分の欠点を欠点と理解するのは難しい。多くの人にそう指摘されて欠点だと認識する。 【サキャ格言集 P155 今枝由郎訳 岩波文庫】 誰しも欠点を欠点を理解しがたし。幾多の指摘によって欠点だと気づける。そのまま受け入れ、克服に務めましょう。

ゲーテの格言 88

われわれ自身を制御することをなさしめないで、われわれの精神を解放するものはすべて危険である。 【(「格言と反省」から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P130 高橋健二編訳 新潮文庫】 そう自らの解放をする際は。それ相応のセルフ・コントロール…

行為についての考察 8

場所と時を得たならよく注意して数回語る。格言であっても多すぎると売れ残りのように誰も欲しがらない。 【サキャ格言集 P154-P155 今枝由郎訳 岩波文庫】 TPOを考慮して、ピンポイントで簡潔にほどよく繰り返し語る。 そもそも多すぎる言葉は、それだけで…

ゲーテの格言 87

自分に属するものから脱することはできないたといそれを投げ棄てようと。 【(「格言と反省」から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P128 高橋健二編訳 新潮文庫】 あまりに自明ながら、たしかに脱することはできない。だからこそ自らの変革が大事。

行為についての考察 8

時期に適わない話は何を言っても馬鹿にされ語れば語るほど気が狂ったと見なされはしないだろうか。 【サキャ格言集 P154 今枝由郎訳 岩波文庫】 そう、時を弁えなければ、真っ当な話でも空気を読めとなる。 述べれば、述べる程奇人・変人・怪人にと見なされて…

ゲーテの格言 86

人はそれぞれ特性を持っていて、それを脱することができない。しかも、自分の特性のために、しばしば最も無邪気な特性のために、破滅するものが少なくない。 【(「格言と反省」から) 自我と自由と節度について ゲーテ格言集 P127-P128 高橋健二編訳 新潮文庫…

行為についての考察 7

自分が好きなことを人にしてあげるなら人も自分に好きなことを同じように返してくれる。 【サキャ格言集 P153 今枝由郎訳 岩波文庫】 引いていて、いまいちピンと来なかった言葉がこれ。 なぜなら、自分が好きなことは、人とかなり違うことが多いからの一言…

ゲーテの格言 85

自分の一生の終わりを初めと結びつけることのできる人は最も幸福である。 【(「格言と反省」から) 幸福について ゲーテ格言集 P123 高橋健二編訳 新潮文庫】 死す時には至りたい。まったく届かない領域だ。

行為についての考察 7

自分が好まないことを他人に絶対にしてはならない。他人に少しでもそうされたら自分がどう思うか考えろ。 【サキャ格言集 P152 今枝由郎訳 岩波文庫】 論語でも同じ内容の文あり。 実際に、自分がされたら不快なことは他人もまた同じ。ゆえにしない。

ゲーテの格言 84

自由に自分自身の幸福を鍛えることより、この上なく美しい平和を一体なにがわれわれに与えるか。 【(「格言的」から) 幸福について ゲーテ格言集 P121 高橋健二編訳 新潮文庫】 マイペースに自らを磨いていく時に、達成感と更なる向上心に満ち溢れ、高貴な平…

行為についての考察 6

自分より優れた立派な人に近づくなら自分に利益がある。須弥山の側面に住む鳥は金色となる。 【サキャ格言集 P141 今枝由郎訳 岩波文庫】 最後の言葉は、御書にもあります。 須弥山に近づく鳥は金色となるなり(1536頁)【日蓮大聖人御書全集 九郎太郎殿御返…

ゲーテの格言 83

欠点を改め、過ちを償うことは、最高の幸福である。 【(「格言と反省」から) 幸福について ゲーテ格言集 P121 高橋健二編訳 新潮文庫】 欠点を改め、過ちを償うことは宿業を燃やし消化して行くが故に最高の幸福。

行為についての考察 5

自分が好まないことを他人に絶対してはならない。他人に少しでもそうされたら自分がどう思うか考えろ。 【サキャ格言集 P141 今枝由郎訳 岩波文庫】 論語にも似た言葉あり。自分が嫌いなことはしたくない。今の私の場合、人を察することが苦手なために、結果…

ゲーテの格言 82

喜んで事をなし、なされた事を喜ぶ人は、幸福である。 【(「格言と反省」から) 幸福について ゲーテ格言集 P121 高橋健二編訳 新潮文庫】 なかなかできていないことを実感。何事にも楽しみと喜びを覚えることはそれ自体幸福。最高の楽観主義。

行為についての考察 5

欲望が強すぎると人はそれで自滅する。 【サキャ格言集 P141 今枝由郎訳 岩波文庫】 功徳乞食は、周りを顧みないエゴ故に、人からの信頼を失い、諸天に見捨てられ、自滅する。 欲望も使い方次第。欲望は、自他共の幸福のために使って行くべきではないだろう…

ゲーテの格言 81

実際はわれわれは、われわれが批判し得ないような書物からのみ学ぶ。【(「格言と反省」から) 芸術と文学について ゲーテ格言集 P117 高橋健二編訳 新潮文庫】 仏法で言えば、三証、比類無き道理に貫かれた、文章による論拠があり、実際にその通り。そうした…

行為についての考察 4

賢者が不注意だとその間に過ちが生じる。智慧ある者がよく注意すれば過失の生じる余地は少ない。 【サキャ格言集 P139 今枝由郎訳 岩波文庫】 組織論の如き言葉。リーダーが不注意では、組織内の不満、仕事でのトラブルなどが絶えない。智慧ある課tが注意す…

ゲーテの格言 80

ドイツ人はすべての国語を学ぶべきである。外国人がドイツに来た時、気楽に感じ、ドイツ人が外国に行った時、どこへ行っても、我が家にある思いがするように。【(「格言と反省」から) 芸術と文学について ゲーテ格言集 P116 高橋健二編訳 新潮文庫】 web上の…

行為についての考察 3

非常に歳をとってもたくさん聴き学ぶべきである。 【サキャ格言集 P135 今枝由郎訳 岩波文庫】 人は老年になっても脳細胞が成長発達を遂げることがあるという。そうしたことからも、青年はさることながらおいても亡くなるその時まで学びそれを生かして生きま…

ゲーテの格言 79

文学は、人間が堕落する度合いだけ堕落する。 【(「格言と反省」から) 芸術と文学について ゲーテ格言集 P114 高橋健二編訳 新潮文庫】 ゆえに、高貴な人間の文学に触れてゆきたい。仕事と疲労をとることだけに忙殺され、中々本が読めぬ日々が続きたり。社会…

行為についての考察 2

人の好みは様々だから全員を納得させることは誰にとっても難しい。自分に功徳を積めば全員を喜ばすことに近い。 【サキャ格言集 P135 今枝由郎訳 岩波文庫】 人の好み、考え、個性はある程度パターン化されるかもしれませんが、厳密に言えば、みなそれぞれち…

ゲーテの格言 78

叙情的のものはすべて全体としては、きわめて理性的であるが、個々の点ではすこしばかり非理性的であらねばならない。 【(「格言と反省」から) 芸術と文学について ゲーテ格言集 P109 高橋健二編訳 新潮文庫】 ここでの非理性は感性。前衛音楽の理詰めの音楽…

行為についての考察 1

智恵のある者は小さなことでも常に相談して行う。 【サキャ格言集 P135 今枝由郎訳 岩波文庫】 むしろ足りないこと、欠けていることに気づくために、相談したり、他人の考えを聞くことは大切。もちろん、相手の主張に誤りがあれば、斬っていきましょう!