読書

眠い中、都内へ奔走

眠い。くしゃみが止まらない。 池袋のジュンク堂書店で、読もうと思っていた書籍を読んだ。 その一つは、 あとがきを読んでいると、お詫びしたいことがあった。 それは、「奇跡の作曲家」に関すること。 もちろん、私の場合、結果論として使うことがあっただ…

池田大作X茂木健一郎 科学と宗教の対話を読んで

ようやく読んだ。私が買おうとした頃には既に売り切れ続出。それで中々読めずにいた。先日、コピーを頂き読んだ。私が見ているBBS上では、組織悪についての議論を取り上げている方が多かったと記憶している。印象に残った点は、脳科学の言葉から仏法に通じる…

吉田秀和

今まで図書館で読んできて、我慢できず遂に文庫本を購入した。 購入したのは、名曲300選、私の好きな曲、世界の指揮者、モーツァルトを聴くの計4冊。 読んで思うことは、その卓越した知識と、実演とレコードを聴き込んでいるだけではなく、様々な的確な引用…

ゲーテとの対話から Part1

エッカーマン著「ゲーテとの対話」を読んで驚いた言葉がある。 「私の本当の幸福は、詩的な瞑想と詩作にあった。だがこれも、私の外面的な地位のおかげでどんなにかき乱され、制限され、妨害されたことだろう!」 第二の万能の天才と言われるゲーテでさえ、…

純粋・聡明・優

今日は、夜に入ってから、2時間ほどで、ホール・ケイン『永遠の都』、ダンテ『神曲』、ゲーテ『ファウスト』で読んでおきたいところ、一通り読んでおりました。これまでに、この3冊は、一応一通り読みました。 キッカケは、他板で、脱線したら引き戻してくれ…

クリティカルシンキング その1

タイトルをその1としたのは、いつか、この事をテーマに書くときがまたあると考えたからです。 私は、短絡的であり、感傷的であり、そして衝動的に行動する人間ゆえ、日常的にかなり破天荒なことを考えたり、論理飛躍をし過ぎて、支離滅裂になったり、論理が…

響きの考古学,etc

創価学会後継者の日、おめでとうございます。今日は、読書と音楽だけで、記事が完結します。mimiZ メモ、感想。増補『響きの考古学』。音律のことを考える上で、とても興味深かったので取り上げます。ハリー・パーチの音律―拡張された純正律5リミットのモノフ…

読書に力を入れよう、数曲聴く

音楽革命論を借りて読む。私が純正律について考え始めた1冊でもあります。 アダム・カース著「管絃楽及び管絃楽法の歴史的研究」にでていたこと。 オーケストラ発展に寄与したかどうかの点に立つカースにとって、とても重要な作曲家は、モンテヴェルディ、リ…

トルストイ「戦争と平和」初読破、次に聴くもの

2時間程度で、ざっと読んだ程度。今回読んだのは、新潮文庫。今は、精読より多読したいと言うことで、細かい思索は、先送りに。 第3巻には、民衆の意志を心の耳で聞きそれに従って勝ったクトゥーゾフ将軍の行動からは、学ぶこと多くあり。指導者のあり方や勝…

モーツァルトを科学する

私の聴覚教授法には、母親の声や音楽などの音素材を使っている。その音楽とは、モーツァルトのものばかりである。もちろんわたしは、音素材を選択するに当たり、録音可能なもの全てを対象とした。騒音から楽曲、それも古典音楽・近代音楽・伝統的な音楽や現代…

読む・聴く・思索

ギリシア文明―神話から都市国家へ(創元社)を本屋で立ち読みました。アルカイック期以前のギリシア人の世界に重点が置かれているため、古典期以降を知りたい場合、他の本に当たった方が良いものの、読みやすくするために、往時を再現したイラストが描かれてい…

早く読んでおきたい本

古典はトルストイの論文、『戦争と平和』、『アンナ・カレーニナ』、次いでドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、ヴィクトル・ユゴー『九十三年』、『モンテクリスト伯』。読み替えしたい古典は、ゲーテ『ファウスト』、シェイクスピア『ハムレット』など…

空の思想史で学んだことを振り返ります。

竜樹の頃から見て、天台大師の時代に入り、大きく指向が変わったことを初めて知りました。日蓮大聖人の記述で私が読んで考えたこと。 すべての生類が仏となることが可能り、(それは南無妙法蓮華経という万物根本の法にてらされることで)すべてのものがいわば…

天台仏教における空

「一心三観」の「三観」とは、空、仮、中の3つの観点をいう。「一心」とは、我々が現在体験しつつある瞬間瞬間のあり方を意味する。この場合の「心」とは精神生理的な意味の心ではない。一人ひとりが生きているあり方そのものを指している。天台仏教では、空…

チベット仏教における空

この話は、おととい書きました空と否定―否定における領域の問題・空と自性 - 信心の王者たれ!の続きとなります。 元々は、昨日の深夜にUPしたものを誤って削除したために、作成し直し、大幅に引用を削除したものとなります。 サキャ派の密教教理は「認識の対…

空と否定―否定における領域の問題・空と自性

この話は、昨日書きました中観帰謬論 - 信心の王者たれ!の続きになります。 仏教の修行の根本は、業(行為)や煩悩を俗なるものとして止滅させること、あるいは否定することである。そのような俗なるものの否定により、聖なるものとしての悟りが顕現するのであ…

中観帰謬論

私がこのことを書く際にインスパイアを受けたものは以下の通りです。 インドの宗教史 - 創価王道 中国の仏教史 - 創価王道 インド仏教における空の思想 - 創価王道 「空」とは否定作業によって自己が新しくよみがえるプロセスの原動力/『空の思想史 原始仏…

『空の思想史 原始仏教から日本近代へ』『古代インド』

本日、2冊読了致しました。2冊とも、好奇心さえあれば、内容は難しいながらも、どんどん読み進めることができると思います。 私にとっては、知的好奇心をくすぐられたため、2時間10-40分程で読み終えました。 仏法の歴史を知る上で、良い本だと思います。 引…

法華文化の展開

1週間程前に、都内最大規模の某書店にて立ち読みを致した際にたまたま立ち読みをした本です。仏教芸術・仏教文化を考える際に、興味深い記述がありました。 今回はその一節を御紹介致します。 さまざまなその欲望を、正面から肯定し、それを造形美術に止揚す…