優しさ

私は、人から優しいと言われることが、極度に嫌いな人間です。
宿業1 - 信心の王者たれ!にもそのキッカケは、ふれておりましたが、私が大学に入って間もなかった時に、一目惚れをした方から、振られた時に言われた時の「褒め殺し」が「優しい人」と言われた影響が1番大きいと思います。
BBS上でも、2ヵ月ほど前に言われましたが、未だに、言われて素直に嬉しいとは想えない私がおります。

ここで、優しさについての池田先生の御指導を拝して参ります。

まずは、青春対話からです。

「優」しいという字は、人偏に憂うと書く。「人を憂う」―人の悲しさ、苦しさ、さびしさを思いやるこことが「優しさ」でしょう。
この字はまた優秀の「優」という字です。「優しい人、人の心が分かる人が、人として「優秀な人」です。

優しさとは、人間として一番人間らしい生き方であり、人格なのです。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P10-P11】

いばる人は、人を苦しめる。強い相手には、ぺこぺこし、弱い相手には、いばる。それは畜生界であり、餓鬼界です。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P14】

「優しさ」というのは、「人間を人間としてみる」「人間を人間として大切にする」ということではないだろうか。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P14】

優しさは、悪に対しても強い。仏法では、「怒り」は善にも悪にも通ずると説いている。善のための怒りは必要なことです。自分の感情だけで起こるのは畜生の心です。人間は偉大であるほど、その愛も大きい。愛が大きいから強いのです。優しいのです。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P20】

「性格が優しい」イコール「優しい」ではない。不正に対して戦わない、いざというときに力がないのは、「弱い」ことにすぎない。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P20】

かなり厳しいことを述べた指導です。私の場合は、ただ気が優しいに過ぎません。また優柔不断な面もございます。
私は、つくづく弱い人間だと思います。

優しさとは、損・徳を度外視した友情です。人が苦しんでいれば、苦しんでいるほど、その人に愛情を持つ。「立ち上がらせてあげよう」という勇気の心を与える。
人の不幸を、不幸として見つめつつ、苦しみをわかろうとする。わかち合おうとする。その中で、自分も成長していく。相手も強くなっていく。優しさとは、良い意味での"励ましの道場"です。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P23】

私は、生まれてこの方、誰かに勇気を与えることができたのでしょうか?最近言葉だけになっていることを痛感致します。自分のことしか見えなくなっている自らに叱咤致します。

広宣流布というのは、最高に「優しい」行動なのです。最高のヒューマニズムです。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P30】

仏法は、すべてに通じるということを、言っているように思います。
この最高の仏法を語り、社会に実証を示せる人間になりたいと思います。そして、世界で最も正法と邪法がぶつかりあう山が美しきあの町で暮らしたいと思います。そして、邪法を打ち砕いてこの人生を終えたい、1人の人の肩の力を抜いてあげられる、そんな人間に私はなりたいと思います。
改めて、そのことを、再確認した次第でございます。

「自分が人間として向上していこう」という姿勢の心は、優秀な心であり、それ自体、優しさに通じる。
人を押しのけて、自分だけは、という姿勢の心は、傲慢の心であり、怒りを含んだ醜い心です。
ゆえに「21世紀の主役」の諸君は、"強く""優しい"人間へと、自分自身を鍛え上げてほしいのです。


【『青春対話3 ―21世紀の主役に語る― 』池田大作 (聖教新聞者) 優しさって何? P34-P35】

感動する文学作品でも、アニメでも、そうですが、本当に優しい人というものは、あくなき向上心の塊であると私は常日頃から思っております。ここで改めて、そのことを、再確認致しました。


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