古楽器演奏を聴いてみます in J・S・Bach フーガの技法

以前紹介した曲です。今回は、古楽器による演奏で聴きました。


今回は、チェンバロで演奏されているものです。
この曲は楽器の指定がないために、弦合奏の演奏、パイプオルガンの演奏、ピアノの演奏など、様々な演奏スタイルがあり、以前聴いたパイプオルガンの演奏もとても良かったです。ただ、あの音色は、うつ状態にに陥りやすい私としては、落ち込んでいるときに聴くのは堪えますね。人の恐怖心を助長するような響きで。パイプオルガンならではのあの重低音から来る迫力は、凄まじいのですが。今回は、トム・コープマン、ティニ・マトーの夫妻ペアが2台のチェンバロで演奏です。パイプオルガンとは違い、音色が軽やかで、とても繊細です。J・S・バッハの曲は重厚長大というイメージで追って楽社留方が多いと思います。このCDを聴くとその軽やかな演奏にそのイメージを裏切られますね。

とても美しい。音が軽やかなので、深淵になりすぎないために、こちらの方が、イージー・リスニングとして楽しめると思います。哲学的・深淵な響きを求める方は、パイプオルガンや弦合奏の方を、オススメ致します。
チェンバロの方が、倍音豊かに聴こえます。チェンバロの方が、情緒的に聴こえますね。これに、パイプオルガンの大地を揺るがす重低音があれば、なお良しです。

私は、チェンバロの演奏の方が好きです。


最後に少し変わりまして、西洋音楽の最高傑作と評されるJ・S・バッハのマタイ受難曲を、世界最高の名演奏ともいわれているカール・リヒターの演奏で聴きました。まったく曲が入らず、聴いて数分を聴くことを断念しました。仏教徒には、きっとわからない作品のように思います。響きであれば、音楽の捧げものフーガの技法の方が良いですしね。
なお、音楽の捧げものフーガの技法は、J・S・バッハの最高峰の曲、ポリフォニーの最高峰として評価されている名作・傑作です。


バッハ:フーガの技法


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