プロカウンセラーの聞く技術

人間関係は相互理解から成り立っています。われわれは相手のことが気にかかったり、相手とつきあう必要があるとき、まず相手を知りたいと思います。相手を知るために、情報をいろいろ厚め、最終的には直接会って話をすることが必要です。そうでないと、他から集めた外部情報には、それを発信した人のバイアス(歪曲)が入るからです。

 われわれは、真実の人間関係、嘘のない人間関係、信頼のできる人間関係をもちたいと常々思っています。そのためには、相手の話を聞くことが必要になります。「聞く」ということは、ただ判然と耳に入れることではありません。聞くことは理解することなのです。相手を理解することはむずかしいことです。聞くことは苦行になることさえあります。
 しかし、相手理解は聞くことカラシか生まれないのです。

目次
  1聞き上手は話さない
  2真剣に聞けるのは、1時間以内
  3相づちを打つ
  4相づちの種類は豊かに
  5相づちはタイミング
  6避雷針になる
  7自分のことは話さない
  8他人のことはできない
  9聞かれたことしか話さない
 10質問には2種類ある
 11情報以外の助言は無効
 12相手の話に興味をもつ
 13教えるより教えてもらう態度で
 14素直に聞くのが極意
 15聞き上手には上下関係なし
 16寡黙と「いま・ここ」の感覚
 17嘘はつかない、飾らない(オープンということ)
 18相手の話は相手のこと(わかるが勝ち)
 19評論家にならない
 20共感とは芝居上手
 21LiSTENせよ、ASKするな
 22話し手の波に乗る
 23言い訳しない
 24説明しない
 25話には小道具がいる
 26お茶室は最高の場
 27したくない話ほど前置きが長い
 28聞きだそうとしない
 29秘密の話には羽根がある
 30沈黙と間の効用

 あなたが聞き上手として振る舞いたかったら、あなたの方から話さないことです。ターゲットにした人の前で、ゆったり構えていること。すると、不思議なことに必ずといっていいほど、相手から話を切りだします。あなたは「素直」にそれを聞けばいいだけです。そうすると会話のパターンは、相手が話し、あなたはそれを聞き入れる、という相手主導の会話パターンになるはずです。

 相づち以外はしゃべらないことです。意見を聞かれたときは、自分の意見を手短に、文章にすれば1行以内で答えます。答えがすぐに見つからないときは、「そうですね」と言って、考えていればいいだけです。たぶん30秒もしないうちに、相手は自分の考えを述べたり、あなたにこのように言ってほしいという答えを、自ら提示してくれたりするものです。

 ここまで読んでこられて、あなたが聞くべき状況でも、まだあなたはしゃべりますか?
もしそうなら、あなた自身の心にたまっているものを、まず聞き上手の人にすっかりきいてもらってください。そして、あなたのしゃべりたいことをしゃべりつくして、しゃべりたい気持ちを空にしてください。話を聞くのはそれからになります。

「話をよく聞いているよ」と、相手に伝える最良のコミュニケーション手段は、相づちを打つことです。人間は相手を判断するのに、言葉より態度を基準にします。

相づちは肯定的なものです。聞き手の態度が、相づちを打つことによって話し手に伝わるのです。

上手な聞き手になろうとしますと、まず相づちの種類を豊かにしてください。

「ハイ」と「エエ」は、相手の年齢やこちらとの上下関係、親しさの度合いで使い分けられます。
「そう」は相手があなたに肯定してほしいと思っているときに便利な相づちです。
これに冒頭の「なるほど」を加えますと、相手がより強く肯定してほしいときや、いっしょになって感激してほしいときの相づちが付けくわえられることになります。

相づちは自然に打ててこそ相づちとしての役に立つのであって、わざとらしい相づちというのは、相手を小バカにしたサインです。

 最後は相づちの高等技術、くり返しです。相手の話したことをくり返すことは、素晴らしい相づちになります。
ちょっとした区切り(間)ができたときにくり返すのです。

 くり返しの相づちは、「明快に」「短く」「要点をつかんで」「相手の使った言葉で」というのが大切なポイントです。

相づちを話を深めるモードにします。話を深めるモードとは、会話の流れに逆らわないことです。話をよく聞いている、すべて受容していることが伝わる相づちを入れるのです。

 ぐちの聞き方で大切なのは、積極的に聞いてあげるという姿勢です。

 気をつけたいのは、ぐちをじぶんの心の中に入れないということです。自分自身の気持ちとそのぐちを関係させないこと、そしてぐちの対象になっている人をかばわないことです。そして何より親身になって聞いてあげることが大切です。

 あなたが聞き手を続けていこうと思うのなら、話し手の質問に話し手の立場に立って答えないと行けないのです。聞かれたことに、あなたの立場から答えますと、話が行き違う原因になります。

どう思うかたずねられても、あなたがした体験ではありませんので、実際に答えられないと思います。この倍医は、質問と言うより、相手の同意を求めているようですので、同意するか、考えるためにちょっと間をおけばすみます。このように形式は疑問文でも、聞き手が求めている反応が、答えではない場合がよくあるのです。

似たような場面でも、答えなければいけないときがあります。それは、話し手が聞き手の具体的な情報を必要とするときです。それによって話し手は自分の話に、弾みをつけようとします。

この時聞き手は、話し手の言葉に反発してはいけません。プロのカウンセラーは、「この人はぐちを聞いてほしいのだなあ」と思っているのです。

 会話の流れの大切な鍵は、聞き手が会話の文法を判定することです。質問していないときに答えてはだめなのです。このキー(指標)をおぼえておきますと、けっして論争になることはありません。
聞き手はいつも相手の会話の鏡となるような応答をすることが、聞き役を持続するコツなのです。

我々が聞き上手になるコツの一つは、難しい質問、正解がわからない(あるいは正解はわかっていてもできない)質問を、せいて王で単一でわかりやすい質問から分離することです。

答えられない質問、正当がいくつもある質問こそ、大切な質問です。答えられない質問には答えないで相手の心を聞くことが、聞き上手のコツの一つなのです。

答えられる質問は、主観性が排除されている情報に関するものです。この種の質問に対する助言、反れも主観性を除いた助言は効果があります。

助言や格言のようなものには、必ずといっていいほど反対のものがあります。これら2つの反対の言葉には1つは警告、1つは知恵の意味を持っていることが多いようです。知恵の方の助言は、相手が具体的にそのような状況に置かれているときは有効です。

助言は相手の感情に訴えなければ意味がないのです。そのためには相手のことが個別にわかっていなければ鳴りません。相手の小於呂がわかったときに、警告的な助言ではなくて安心感を与えるような助言、人間の知恵のひとことが言えます。これができるためには、話し手が聞き手の人格を尊敬していることが必要です。聞き手が十分に相手の話を聞かず、しかも聞き手が助言した知恵と、話し手の人格に乖離がありますと、その助言は相手の心に入っていかず、無効になります。

われわれは聞き手として、じっくり相手の話を聞き、人格と乖離した助言を避け、話し手が自分自身で自分の人生の知恵を見出すことを促進する以外に有効な方法がないのです。
 聞き手は話し手より偉くはないことを自覚しているべきです。話し手との平等性を確保している聞き手は、尊敬していい人です。

教えるより、教えてもらう態度が我々に必要なのは、「その人の心は、その人のしかわからない」からです。

単に聞くのは「尋ねる・質問する」のとは、違います。素直に聞くことは聞くことなのです。聞くときは「Listen」するだけで「Ask」しないのです。

「素直に」聞けないのは、自分の感情が話し手のそれに混合してしまうからです。話し手の意見は相手の意見であり、あなたの意見ではありません。しっかり聞いていると、質問なのか、聞いて欲しいだけなのか区別できます。わからない質問は、考えていればいいだけです。

聞き上手はゆっくりしゃべる人です。

聞き上手になるためには、「いま・ここ」の感覚が大切なのです。

会話の流れに逆らわない第1は反論しないことです。これを簡単に行うには、「でも」「しかし」「けれど」というような、逆接の接続詞を言わないことです。

今回の抜粋は、プロカウンセラーの聞く技術 東山 紘久 著 (創元社)からです。

この本から、どうすれば、今できていないことを実現していけるか書いて参りました。心理学 - 信心の王者たれ!で私の性格をプロファイリングして参りましたが、極度に、人の話を聞けない・聞いて理解するのが苦手・表情や身振りに鈍感・他人の意図を読みとれないの4拍子がつく人間であり、日々格闘中の身であります。

更に具体的にすれば、話の流れや文脈が理解できない・会話についていけない・独特の言葉づかいをする・自分だけに通じる言葉を使う・慣用表現がわからない・大げさな表現を真に受ける・一人で一方的に話し続ける・人の意見を聞こうとしない・話し方がぎこちない・学者のような難しい言い回しをする・会話がパターン化している・型通りのセリフで返答する・文字の方が理解しやすいなど、連動して常識などもありますが、今回は割愛致します。

情けないほどできていない現状があります。意識しても、出来た試しはありません。絶望的なまでに悩み格闘するそう簡単には終わるものでもありません。もはや業と言っても過言ではない領域と感じ、おそらくこれをクリアしなければ、どのみち私が立てた目標は、絶対にありえないと感じます。今年の目標

1:就職活動で内定をとること。

2:御本尊流布1達成。

3:学会の組織から離れないこと。

4:今いる場所で、信頼を勝ち取ること。

結局のところ、クリアするためには、以下のことが問題なくできることが求められます。

1:愚痴・文句を言わず、怨嫉をせずに、信心していることに感謝し、こうなりたい!こう変わる!と祈ることです。

2:自らアクションを起こすのがとても怖いと感じる故に、受け身になりやすい傾向克服を祈ることです。

3:御本尊様への不信を心の底から、お詫びを致します。

そして、御本尊への不信を排すことです。

4:腹を決めて、勝つまで行動をすることです。

5:具体的に、「こうしたい!」「こうなりたい!」と祈ることです。

6:負けた時にも、理由を感情でねじ曲げないよう注意して、ボコボコにされることで、生命が清らかになると考えて、プラスに何があっても捉え直すことです。

理解者をまじえて話す

今後の対策を伝えあう:失礼な態度は注意してほしいと伝える。その際、具体的にメモに書いてもらうと理解しやすいことも教えておく

すれ違うわけを説明する:問題となる行為は、配慮不足からくるもので、悪意があるわけではないことを周囲に伝える

友達との交流をあきらめない。自分のことをわかってもらう。近寄りがたい人だという評価を変える

話しあいを通じて、態度への誤解をとく。場合によってはアスペルガー症候群の説明も行う

日頃のすれ違いについて、お互いに素直に謝る。特性があるから、と開き直るのはよくないこと

ルールやマナーをマニュアルで学ぶ

ルールを記憶していく

積み重ねるように、コツコツと

自分にできることを理解する

「普通」を目指すのをやめると楽になる

まわりからも歩みよってもらう

ソーシャルスキルを身につける

行動力はいかしていく:他の人にはない、自分だけの個性を、はじる必要はない。

周囲から浮くような特徴でも、否定しないで、いかしていく

専門家に相談・マンガで学ぶ・例外を知る・道具を使う

規則正しい行動を仕事につなげる

できることをいかしていく

苦手なこと:コミュニケーション能力、想像力、社会性が要求されること。こまかな動作

・大勢と対話する仕事・予定を立てずに行動する・場面にあわせたふるまい・状況を見て、手を抜く

・指示なしで動く

得意なこと:興味のかたよりや規則性、正確性が生きること。人間関係が複雑にならないこと

これらができるようにならなければ、この社会で生きていくのは、無理に思えてきます。おそらく生きる資格もないと正直思ってもおります。

もう時間はありません。愚痴を言わずに、男子であるならば黙って祈り行動する以外には未来は絶対にありません。黙って祈り行動するのみです。そもそもまともに人に相談するスキルすらないのだろうと現状、言わざるをえません。

黙って祈って行動。反転攻勢開始。勝つまでは何も求めない。恋愛等一切禁止。どのみち今のレベルではも相手に何もできないことが事実であるからです。


黙って祈って行動!!黙って祈って行動!!黙って祈って行動!!を暗示をかけて今回は終わります。

プロカウンセラーの聞く技術



にほんブログ村に参加しております。「ぽちっ」とヨロシク!
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ