人間革命 展望


人間革命第10巻、展望の章の雲海の着想の場面の後の、戸田先生と山本伸一の対話の場面から。

もともと広宣流布とは、人類社会のあらゆる分野に妙法を土壌として真の人物を育てる活動でなければならぬ。(中略)救世の真の新しい政治家も、この土壌なくしては誰も育てることはできないと、確信をもって言いきることができる。(中略)ともかく、原点たる信心即学会精神というものを、いかにして永続せしめるかに重大なる課題がある。

広宣流布とは、人類社会のあらゆる分野に妙法を土壌として真の人物を育てる活動。

どこまでいっても信心であり、そして人間に的があるのです。一人の人間における偉大な人間革命を終始一貫問題にしなければならない。そのために政治の分野にも真の政治家を育成することが、これからの課題となってきたところだよ。

人間に的があるのは、仏法は民衆のためにあるからです。ゆえにどこまでいっても信心。一人の人間における偉大な人間革命を実現していくために、真の人材を育成して行かなくてはなりません。

現実は修羅場であり戦場だな。社会の泥沼には権力闘争が渦巻いている。そのなかで妙法の政治家を育てていくんだから、相当の覚悟が必要だ。まず、権力の魔性と対決することになる。

社会には権力闘争が渦巻いており、その中で、妙法の政治家を育てゆくのだから、権力の魔性と対決を必ずすることになります。

「この権力の魔性という怪物は、信心の利剣でしか打ち破れないんだ。それは、社会の仕組みもさることながら、深く人間の生命の魔性に発しているからだ。この見えざる『魔』に勝つものは『仏』しかないからだよ」

この権力の魔性は、人間の魔性から発し、社会の仕組みによって、強く表れるものです。それは、信心の利剣でしか打ち破れない。この魔に打ち勝つのは仏しかいない。サキャが指向した賢者の究極は仏です。

多数の民衆の衆望というものを担った偉大な一世を風靡【ふうび】するような政治家が、われわれの土壌から出たとする。衆望のおもむくところ、民衆はその政治家を信頼するに足るとして、彼の政策遂行に協力せずにはいないだろう。こうなると、この政治家を中心として民衆自身の望む政党もできるであろう。
 こうなると、いまの会員の支援など問題でなくなる。社会の広汎な民衆の支持こそ基盤となる。つまり、会員は選挙権の行使に気をつかわなくて済むに至るだろう。時代とともにここまで拡散しなければ政治の分野の広宣流布とはいえないのではないだろうか。

いまの会員の支援など問題でなくなる。社会の広汎な民衆の支持こそ基盤となる時、会員は選挙権の行使に気をつかわなくて済むその時まで…。

創価学会は、間違いなく宗教界の王者になるにちがいない。そのことによって、社会のあらゆる分野に、政治や経済や教育や文化の世界に、真に優れた人物を送り出すことができる。それが使命なのだ。それらの人たち、一人ひとりの偉大な人間革命が、新しい世紀における人類社会に偉大な貢献をすることになる。

社会のあらゆる分野に、真に優れた人物を送り出すことが使命。それらの人たち、一人ひとりの偉大な人間革命が、新しい世紀における人類社会に偉大な貢献をしていく。


ポイントは、
1:広宣流布とは、人類社会のあらゆる分野に妙法を土壌として真の人物を育てる活動。
2:社会には権力闘争が渦巻いていること。
 その中で、妙法の政治家を育てゆくのだから、権力の魔性と対決を必ずすることになること。
3:この権力の魔性は、人間の魔性から発し、社会の仕組みによって、強く表れるものであること。
 それは、信心の利剣でしか打ち破れないこと。
4:社会の広汎な民衆の支持こそ基盤となる時、会員は選挙権の行使に気をつかわなくて済むその時まで…。
5:社会のあらゆる分野に、真に優れた人物を送り出すことが使命。それらの人たち、一人ひとりの偉大な人間革命が、新しい世紀における人類社会に偉大な貢献をしていく。


今夜は、時期的にも読むのに適した時期と思い、人間革命第10巻展望を研鑽しておりました。学会活動すべての活動が、広宣流布のためであり、1つ1つの活動は、その1部であることを、再確認致しました。

久しぶりに、御指導・書籍から引きました。まだまだ自分の言葉で、半分も書けていないことを、痛感致しました。もう少し、読解力と文章力を磨いてから、新聞のスピーチなどを、取り上げて参ります。



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