作曲

本当にめざすなら、楽譜を読む力は必須。
徹底した楽曲分析をする中で、世界最高峰の作曲家になった人たちがいる。新ウィーン楽派がそうだ。いわゆる不協和音だらけの音楽の元祖ではないかというかもしれない。しかし、それは感性の趣くままに書かれたものであるし、その音楽は、ルネサンスから第2次世界大戦以降の音楽のミッシングリンクの役割を担っていると思う。不協和音の解放以降はわからなくても、この辺りを聴くと、類稀な感性の持ち主であることに気付くはず。

シェーンベルク グレの歌

http://www.youtube.com/watch?v=Kl6Zw9iqlrk&fmt=18
ラヴェルのテンポがゆっくりで抒情的なフレーズやそうしたところの繊細洒落さ、色彩感には通じてはいないだろうか?

http://www.youtube.com/watch?v=4ojUWEjlc14&fmt=18



http://www.youtube.com/watch?v=jhkytzoQpW4&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=wueRJZs1Gao&fmt=18
和音で言えば、同じころのドビュッシー、後のヒンデミットの先駆け。
色彩でも通じるものは、ありはしないか?


神秘和音使う前のスクリャービンやリャードフ、最晩年のレーガーと同じハーモニーとは言えないだろうか?
比較

http://www.youtube.com/watch?v=hrlKKm7nFns&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=D1x1HtwQXU4&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=n10qscD6EDA&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=2CR3MIhO2cM&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=TtDC54hM6Ns&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=EaVma4b_R1k&fmt=18

その後のスクリャービンヴェーベルン、シェ−ンベルクの音楽を聴けば、その延長線上にあるのが、見えてくるはず。

http://www.youtube.com/watch?v=DlRbU17pAMY&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=G8N9vXmGBw4&fmt=18

http://www.youtube.com/watch?v=rphq-GRd02w&fmt=18
最も自由な表現を目指す過程で生まれた音楽。それは、とても複雑であるがゆえに、人の聴覚を超えてしまった感がある。それは、その緻密さゆえに、一つの音宇宙を描く。それでも感性のままに生まれた作品は美しい。ただ、忘れてはいけないことは、社会不安の中から生まれた音楽であり、黎明期を除き、物語る音楽へのアンチテーゼでもあることを忘れてはいけないであろう。
ブルックナーは、メロディの重なり合いについて、4年間教育を受け続けた。