小さいころから振り返ってみる Part 2

Part2ということで、主にアニソンを振り返ってみる。

典型的な秋葉系も頻出するので、その手の絵が苦手な人は見ないことを推奨。
高校の頃は、珍しく当時の流行曲を聴いていた時期になる。
この頃、デジタルCSでは、エヴァンゲリオンスレイヤーズと言った作品のDVDリリースに伴う、再放送ラッシュだった。小学校5年頃見ていても意味不明だったエヴァンゲリオンもこの面白さを知ったし、アルプスの少女ハイジも、大体の話を見た。小学校の頃NHK BS-2で見た未来少年コナンも見た。過去に何度か書いたが、私がアニソンを聴き始めたきっかけは、プリンセスチュチュのOP,EDからである。この作品は、各キャラクターのテーマ曲を、クラシックの名曲で表現するというのがあって、のだめカンタービレとはまた違うクラシックの使い方が秀逸な作品だった。監督は、セーラームーン*1、後のARiAを手掛けた佐藤順一。作品のモティーフになった街は、ドイツのネルトリンゲン。ARiA水無灯里を演じた葉月絵里乃も出ていたりする。この人が演じたキャラうずらは、ヒロインのプリンセスチュチュことあひると同様、非常に恥ずかしい発言が多いキャラだったりする。水城奈々もプリンセス・クレールことるう役で参加。このイメージがあったので、後のキャラクターで聴いたボイスのギャップに固まったことを思い出す。
さて、OP

Morning grace
2分39秒からのブレイクでは、チャイコフスキー くるみ割り人形から花のワルツが引用されている。当時、その世界観に圧倒され引き込まれるようにして人生で買った初アニソンでもある。検索するとEnglish verながらTV OPも見られる絵の美しさは見事としか言いようがない。また、この歌にはもう一つ思い入れがあって、故・岡崎律子を知った歌でもある。そして、私は今でも彼女のファンである。アニソン一のコーラスマスター。

http://www.youtube.com/watch?v=yrd0twtCt3U&fmt=18:title=私の愛は小さいけれど]
歌詞は、この作品のヒロインの心情を歌ったもの。OPよりもお気に入りだったりする。どちらも10年前の作品ながら、古臭さを感じさせない。久しぶりに、爆笑しながら本編も見た。
どういったのを聴いていたかすべてを思い出せない。内容はどうでもいいけど、歌だけ印象に残っていたものもある。
例えば、

Party
内容はほとんど覚えていない。ギャルゲーに割とあったような雰囲気の作品。当時エレピだとやたらとローズが使われていた。COWBOY BEBOP辺りから増えていたような気もする。クラブ音楽にも皮一枚近い世界。当時エレピの響きに結構酔っていた記憶がある。


Pure Pure Enough
同じベクトルの歌になるのだろうか。ジャジーなピアノがTOTO IVのLovers in the Nightに似ているような。松浦有希の歌は、パチスロスーパーロボット大戦にも登場したアニメ、宇宙戦艦ナデシコのTV番のEDも手掛けている。


愛しいかけら
岡崎律子日向めぐみのデュオユニット、メロキュアのデビュー曲。この絵は今でも反吐が出るくらい嫌いなのだが、歪みまくったエレキ、絶妙なコーラスが相まって、壊れきったところがいい。フルで聴ける2番サビ後のブレイクの壊れっぷりが強烈な印象として残っている。


小さな祈り
リアルで一番遭遇したくない声の持ち主。というよりも、コーラスもそうだけど、澄み切った声と、周りの音色に溶けるさまが最もキラー。


Time to Know ~ Be Waltz
ルパン風のラテン・フュージョンにガブリエラ・ロビン(by菅野よう子)らしきコーラス、新鮮な魂と自由を歌う、ヒルクライム風の日本語ラップのライムがいい。サックスは、日本のフュージョン界の名プレイヤー本田雅人が演奏している。パット・メセニーも賞賛した菅野よう子らしい。


inner Universe
うねりとはねりがあって癖になるマシン・ビートがいい。この辺りが、4つ打ち嫌いな菅野よう子らしい。


星間飛行
トライアングラーもいいけれど、イプシロンさんと最近盛り上がったこの歌で。


rainbow
佐藤順一監督が手掛けたARiAのシリーズ第一作目のED.一番眠気を誘う曲。幸福いっぱいの塊のような歌でもある。この曲を手掛けたRoundtable feat.NinoだとCLAMP原作のちょびっつのOPもあるのだが、個人的には、こちらのほうが好きなので。


Symphony
同作の挿入歌にしてシリーズ屈指の感動話である第11話その オレンジの日々を…、と第12話その やわらかな願いは…にて使用。シリーズでも泣かせ歌のTOP.


セレナーデ
フルーツバスケット第17話の挿入歌、ピアノアレンジが第25話のEDとして使われた。この曲が流れた時に、涙腺が刺激されたことを、今でも覚えている。大学受験の終盤頃に見ていた作品でもある。いくつかの言葉は、今も忘れられない。例えば、第16話の終わりで出てきた『大切なことは、未熟さゆえの向上心』など。


いつでも微笑みを
岡崎律子最後の打ち上げ花火となったFor Ritzの屈指の泣かせ歌。この曲を手掛けた長谷川智樹自身、彼女のファンであり、発掘した人でもある。何度涙腺を刺激されたかわからない。2分21秒付近のコーラスとストリングスの哀愁が涙を誘う。


しあわせ
同じく涙腺を刺激された曲である。メロトロンの音色とブレイクのコーラスが哀愁を誘う。コードで言えば、メジャーだと思うのだが、3分3秒付近がかなりマイナーな響きに聞えるのは私だけだろうか。

他にもあると思うのだが、違うテイストの歌を思い出せないのと、探してみようとしてもここで取り上げるサントラが見つからないのでここで終わり。このブログを始まるまでにヘビーローテーションした曲をピックアップしてみた。

PS.高校の頃、この辺りもリバイバルしていたのを思い出した。AORの影響の絶大。


illution

just think of tomorrow

Good-bye Tears
ここからは、違うテイストの作品から

プラチナ 明日へのメロディー
王道かな


バーチャルスター発生学

絶対運命黙示録
日本で最も有名な腐女子アニメ、少女革命ウテナから。リアルタイムで見ていた。今聞くとそのままプログレ。妙に意味深な歌詞。絶対運命黙示録の抱腹絶倒のサビのリフレイン。カラオケで初見爆笑して歌えなかった。同志の古参ブログ、にっしーさんのブログのカテゴリーのジャンルの絶対宿命黙示録の元ネタでもある。


聖少女領域 TVsize.

禁じられた遊び
ALi PROJECTらしい、退廃的かつ耽美な歌である。また私は、禁じられた遊びでこのユニットを知った。この人たちの一つのカラーである、ゴシック、ダーク系である。こういう転調、東方に近い気もする。このアニメはほぼリアルタイムで見ているのだが、内容はほとんど覚えていない。同時期に聴いていた阿修羅姫を含めとうじかなりこの世界ではかかっていたので飽き飽きして、3年位聴いていなかったのが、反動からヘビーローテーションしていた。


透明シェルター

光の対旋律
もともとこの2曲つながりで、ローゼンメイデンTV2作OPも見た。幻想的。この頃の歌は、岡崎律子に限らずコーラスが良い歌が多い。
透明感溢れる声と相まっていい。光の対旋律は、冒頭のチェンバロが印象的。哀歌調。この歌の世界観は、出会っては殺しあう運命にあるローゼンメイデン達を描写しているような歌である。

*1:リアルタイムで一部見ていた