時は、来た!!

昔の記事だ。2008年の11月に書いたもの。ほぼ4年と一月半前のことになる。
宿業


異性コンプレックスが生まれたのは、もう12年前の冬になる。そして最初で最後の一目惚れ、メールのやり取りで相手を傷付け、殻に閉じこもり拒絶してから、もう7年前ほどになる。


12年前のきっかけは、何気ない一言で傷ついたことに由来する。
そして7年前、いらない妄想のきっかけは、私自身の音の感覚から来るものであった。
私は、体の感覚は、ある意味鈍感でありながら基本的には、過剰に敏感だった。
広汎性発達障害自閉症スペクトラムの持ち主には多い感覚でもある。
私は、味覚にかなり癖があり、食わず嫌いが非常に多かったという。
辛子サラダは今でもダメ。大学に行くようになるまでは、ワサビもダメだった。コーヒーも口が苦くなるので苦手。肉と魚を食べると、アトピーが悪化する傾向も一時期あった。
そして、聴覚、触覚は極端なまでに敏感だった。
人並み以上に肩に触られると肩が上がる傾向や、わきの下をくすぐられると・・・もそう。
小さい頃は、花火がだめだったし、今それは人の声や音色にシフトしている。
具体的には、ふんわりと軽く、やわらかい。丸くて、周りの音色にとけあい、澄み切った音色を偏愛する傾向が、クラシックを聴くころから芽生え始め、高校の頃に定着した。オーケストラの楽器だと、とけあいにくいけど、フルート、グロッケンシュピールチェレスタアルモニカ、グラス・ハーモニカもそうだし、クラリネット、ホルンは、とりわけ偏愛した。天使の歌声を形容されることもある、ヴァイオリンのダブル・フラジオレット奏法で聴こえる、ハーモニカ風の音色も好きだ。
こういうトーンが出る人と言うと、ボーイ・ソプラノと、女声だとコロラトゥーラ・ソプラノ、ソプラノ・レッジェーロと言われるような人たちだろうと思う。多分好きな声優もほとんどこのトーンに該当しているように思う。そして聴くだけで、ドーパミンとβ-エンドルフィンが大量に出てどんなに抵抗しても萌えてしまう私。体の痛みを無視してハイパー・モードで動けることと、響きの快楽の本質を知りやすいことがメリット。


一目ぼれした方もその典型例のようなトーンの持ち主だった。顔の骨格と体格がガッチリか華奢かで声質は決まってしまうので、それからは非常に気にするようにしてきたし、7年前の夏から5年前の春まで、女性ヴォーカルの歌がほとんど聴けなかった。それだけで、記憶がフラッシュバックをおこしたからである。ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編でも起こしたことがある。5年前の春、ある戦いを終え、聴けるようになったものの、音の感覚は、深化しつづけていた。それがとても辛かった。そのたびに、フラッシュバックやゲシュタルト崩壊の危険と向き合わなくてはならなかったのだ。


ここで、7年前の夏の惨劇に話を戻すと、メール上では、様々なことが錯綜しているように私には見えた。そして、パニック状態に陥り、破壊的な衝動を抑え込むのに失敗して、起きたことなのだ。今、そう確信して言える。


大学を卒業後、仕事廃人になったり、ありとあらゆる社会不適応に苦しんだ。正直、大学で学んだ心理学も当初まったく生かせなかった。これにもキチンと理由があって、私が背負っているものは、心理学だけでは抗し難い障害であったのだ。それを知り始めたのが、大学卒業前になる。だから、脳機能障害の本や脳科学の本は、ほとんど立ち読みながら、10冊以上は、確実に読んだ。検証のため、今年の2月に検査を受け、3月に広汎性発達障害の診断を受けたが、過去の出来事を覚えている範囲でトレースして、おそらくそうだという確信は、それゆえ既にあった。


そして一方的になってしまうのであるが、SNSで邂逅した。といって、相手は、無視すると思っているし、それでいいと思っている。
どう扱われても、心がブレなければ、過去の歪んだ記憶も、コンプレックスもこれで昇華できると思っている。
これが仕事の生産性向上以外で、必ずしなければならないことだと考えているし、火ぶたは切られた。祈って頂ければ幸いである。


過去の惨劇にありがとうと感謝の言葉を贈りたい!!今こそ過去の負の歴史にピリオドを!!光を!!


闇の中なら小さな光でも、希望の光となることを信じて!!


そして勝ち超えて、来年を迎えたいと思うのだ。