かつての職場

道路拡張と共に消えるうわさは、1年前に既に聞いていたのだが、移転することもなく消えるとは。
赤字続きであったでろうし、私がメンバーを失う行為を結果的にしたことも一因になるであろうが、現証はあまりにも厳しい。
QOLを結果的に下げきったことがこういった結末を招いた。

この哀れな汚れきった経営者を、蘇生していきためにできることは。

借金の完済、ひいてはかつて受け取った給料をすべて返上してもなお悠々と生きていける境涯になること。
そこから折伏に結び付けていく。
ということになるだろうか。

名字だけで判断したくはないのであるが、あのインパール作戦の最高司令官と同じ名字。直系もしくは親戚の末裔なのだろうと推察される。やったら3倍やり返す、目には目を、歯には歯を信条にしていた。下町出身者らしい、人情家の一面を持つ一方、ダークサイドにそれが出れば、チンピラの気がある。私が去る前日、頬を殴られた時の痛みは、1週間ほど残ったことは今も忘れてはいない。お互いの闇への理解不足がよんだ体罰に等しいことは確かであるが、相方が突然去ったことが、経営とシフトを苦しめた直接の原因になったことは今も確信している。最終的に私も陥ってしまったのであるが、寝坊の常習犯にして、私の業も連動しているのであるが、常時アドレナリン全開であった。その一連の光景は、哀れであり、地獄絵図であった。