無気力

便秘から派生して突発的に何回もトイレに行ったり、血便を起こしていたり、そして今朝、帰宅途中、無気力になっていることに気が付いた。

実際には、ゆっくりしている時に、ボーッとしていたので、その時から始まっていると言って良い。実際には、5日前から始まっていたとみるべきだろう。
それは、現職場にいられなくなる可能性である。普通であって普通でないことが引き金になって起こる社会不適応。当然のごとく失敗に終わった大学時代の就職活動の頃からここは変わっていない。身内も私とは違う経緯でそうなっていると考えていいだろう。

バーンアウト、燃え尽きは、学生の頃に興味本位で調べた気もしないではない。

無気力症候群でまともに調べるのは、初めて。
栄養に関すること等は、今まで調べてきたことと多くは、被るので、多くは書かない。

アパシーシンドロームと適応障害
を見ると、やはり適応障害であるようだ。
以下、引用

1.不安気分を伴うもの
2.抑うつ気分(気持ちが重い、暗くなる)を伴うもの
3.行為の障害を伴うもの
社会規範や規則に適応できない
4.情緒的症状と行為の障害、両方を伴うもの
1や2の症状と3の症状の両方を伴う状態
5.身体的愁訴(しゅうそ)
疲労感、頭痛、不眠など身体的症状
6.引きこもりを伴うもの

今の私の場合、行為の障害から派生して不安気分、抑うつ気分を伴っているといったところ。
身内の場合、これに当てはめると、大体頭痛、腹痛から会社に電話も掛けず、そのまま離職のパターンであり、身体的愁訴が該当だと推察される。何日も家から出ないこともあるが、それ以外は、まったく普通。学会活動そのものには、一切支障がないといった状態。相談している形跡はなく、リアルの方々に話をするとケンカになるのが目に見えているので、私信を交わしている者、現職場の経営者以外には、私自身話していない。実際に何かできそうにもないといったところ。

栄養面:カルシウム、ビタミンB群、ビタミンCの摂取。
漢方医学:「気」の不足とは、精神力が弱った状態。「陽気」の不足とは、体を温める力が弱った状態。「血」の不足とは、心の栄養不足。以上3点の改善。
自律訓練法、呼吸法の組み合わせ。
アロマ:ゼラニウムジャスミン・乳香。
音楽は、あえてここでは触れない。今は、まったりした音楽は聴く気にならないし、日本人は、自然音を絶対音感で聴いてしまうので、自然音(川、海、森)は、意外と効き目が悪い。川のせせらぎ、森のさえずりは好きであるが、その場にいなくては意味がないだろう。これを入れると音の出口の高域特性と収録しているマイクも関係してくるがCDだと20kHz以上の周波数もないし、せめて映像つきで疑似再現できるかどうか、つまり風景を見ながら出なければ意味がない。私自身もそうだ。あまり日本人らしくないと言われる私であるが、こういうところ、他だと、中高音が明瞭に聴こえれば音の解像度が高いと勘違いする傾向も日本人の特徴であるが、私もそういう耳である。ヨーロッパは、日本よりも乾燥していて高い音よりも低い地鳴りが良く響く。日本はウェットで、響く音が高音のため、こういう耳になったとされる。

食べられるものは、甘い物だけという時が結構あったし、野菜ジュースを飲む予算すらない状態であり、当然ビタミンB群の消費がかなり激しく枯渇。当然、低血糖症になっていることも容易に想像できる。このパターンから行くと、甘い物を食べたら、6時間以内に食べないと低血糖症から来るうつ症状がでてもまったくおかしくはないところまで想定ができる。こうして書くと、1年前の体の状態にかなり近い。

今心がブロックすることなく受け付けられる音楽は、文字通りの嘆きの歌だ。
例えば、
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番 第3楽章 Adagio, ma non troppo - Fuga. Allegro, ma non troppo

私は、アニメ「のだめ・カンタービレ」完結編である、サロン編でしった。変ロ短調のあとに、変イ短調で『嘆きの歌』が奏でられる。後半になっても、ト短調による途切れ途切れの旋律で『嘆きの歌』が奏でられる。この曲は、ベートーヴェンフーガの技法と呼ばれる作品の一つ。もう一つは、弦楽四重奏曲第13番のフィナーレとして作曲され、最終的に独立した、ベートーヴェンが作曲した最も前衛的な作品である大フーガ op.133である。ストラヴィンスキーが、『現代的、永遠に現代的』と述べていることも頷く。この作品も全三音のような極めて不協和な和音が奏でられている。とりわけフーガ主題。

そして今ヘビーローテーションしているのは、佐村河内守 交響曲第1番"HiROSHiMA" 第2楽章 絶望である。
絶望に寄り添うフレーズ。鬼武者 ライジング・サンで聴いたような和音も聴こえてくる。逆を言えば、ライジング・サンも三全音が相当使われているという意味でもある。とにかく木管、ホルン、トロンボーンで奏でられるコラールがジーンとくる。一種耽美に奏でられるハープ。木管が、不協和かつ耽美なフレーズを奏でる。落ち着いたところでは、ブルックナー交響曲第8番 第3楽章にも通じるようなハーモニーも聴こえてくる。私にとって、苦悩に寄り添う音楽と言うと、この曲を最初に挙げると思う。第1楽章の冒頭の音を聴くと東日本大震災の時の地鳴りを思い起こすといった感想も聴こえてくる。
こうして書いているうちに5巡していた。今までで1日の中で1番長い時間聴いていたかもしれない。

PS.余談。ケルン・フィル・大ホール 残響時間 2秒 ヴァインヤード 間口22m、奥行き14m、ホール天井高さ約22m 高さ20m 室容積 27,300立方メートル。段々座席も、音響の一部として機能。全パートが明瞭に聴こえる様だ。吸音板、残響板は、非シンメトリックに配置。
ヴィーン楽友教会 大ホール 残響時間 2.1秒 シューボックス 長さ48.80m、幅19.10m、高さ17.75m 約15,000立方メートル。
イギリスの音楽誌格付け 実力TOPは、ロイヤル・コンセルトヘボウ、日本だとベルリン・フィルアメリカのオケは、共にシカゴがTOP。次点でクリ―ヴランド。