スマートドラッグ関連

ここで取り上げるのは、麻薬、覚醒剤は、もちろんのこと、カフェインといった、リスクがあるものは、一切取り上げない。このカテゴリーに扱われることもある栄養のみ取り上げる。全文wikiからだけど、書籍でも確認はしている。


はじめに、コリン作用性のあるものから。
アセチルコリンは、記憶、集中、高等な思考(抽象的思考、計算、革新的思考など)を手助けする。アセチルコリンの使用効率を高めることで、これらの機能を向上させたり、これらの機能がストップすることなく持続する時間を延ばしたりできる可能性がある。
逆に、アセチルコリンの過剰供給はパフォーマンスを低下させる恐れがある。
コリン 成人における上限は、3.5g。下限は、550mg
大豆レシチンアセチルコリン前駆体であるリン脂質の1種類であるホスファチジルコリンを含む。たいていは、ホスファルチジルセリンも含まれている。
パントテン酸ビタミンB5) - コリンからアセチルコリンへの変換の補因子、コリン様作動体、スタミナ増強。
・過剰のアセチルコリン潜在的に有害であると考えられている。 また、例えばプラミラセタムの場合、作用が非常に強力の為、少量でも脳内のアセチルコリンを大量に消費する。 その結果、脳が急速に疲労するため眠気や脱力感に襲われることがある。コリン作用性のスマートドラッグを服用時には注意が必要である。


ドーパミン作用性のスマートドラッグ
コリン作動性物質とは、神経伝達物質ドーパミンドーパミンを使用する神経系の構成要素に影響を与える物質を指す。ドーパミンは、すべてのカテコールアミ神経伝達物質の合成時に生成され、ドーパミンの合成速度がすべてのカテコールアミンの合成速度を決定づける。
フェニルアラニン (ビタミンB6とビタミンCが必要) - 必須アミノ酸ドーパミン前駆体、抗鬱作用、覚醒感(vigilance)。
テアニン(L-Theanine) - お茶に含まれる。セロトニンドーパミンレベルを増やす。アルファ波に基づく覚醒感のあるリラックス。
チロシン(tyrosine) (ビタミンB6とビタミンCが必須) - アミノ酸ドーパミン前駆体であり、抗鬱作用や覚醒感を与える。
ビタミンC- 心臓血管や細胞膜の品質向上、抗酸化物質(脳細胞を保護)、神経伝達物質ドーパミンセロトニンの補因子。
ビタミンB6 - ドーパミン補因子。


セロトニン作用性のスマートドラッグ
Serotonergicとは、神経伝達物質セロトニンセロトニンを使用する神経系の構成要素に影響を与える物質である。
トリプトファン (ビタミンB6とビタミンCが必要) - 必須アミノ酸セロトニン前駆体。バナナや家禽類(特に七面鳥)、牛乳などに高濃度で含まれる。リラックス、安眠作用。


抗うつ、精神安定剤、アダプトゲン的な働きをするスマートドラッグ
鬱や憂鬱は、認知能力に悪影響を与える。
鬱による悲しみ、罪悪感、無力感、絶望感、不安感、恐怖感は生産的な思考を減退させ、一方で鬱による無気力でやる気や行動力(好奇心、興味、決断力などのような)が欠けてしまう。
他の症状には、睡眠障害、精神的疲労や精力減退、集中力や判断力に困難が生じるほか、記憶力を含む全身の認知が鈍るなどが知られている。これらの症状を取り除くことで知能や脳のパフォーマンスは明確に上昇することから、鬱の対策を行うことが戦略上有効なのである。
そもそも、鬱と脳内の神経伝達物質ドーパミンアセチルコリンセロトニン)の減少は強い相関関係があり、神経伝達物質の供給は鬱を軽減すると考えても何ら不自然ではない。
ストレスも神経伝達物質の消耗の重要な要因であり、それがまたストレスの原因となって悪循環に陥るのを防ぐため、ストレス対策や、ストレスに対抗できる物質を摂るのも非常に有効な方法となる。
ホスファチジルセリン - リン脂質。抗鬱作用。ストレスホルモン「コルチゾール」の濃度を下げて脳の血流を回復させ、脳の海馬を死滅から守る。
アミノ酸 - 鬱状態で足りなくなるホルモン、「セロトニン」と「ノルアドレナリン」の材料。
アシュワガンダ - 根の部分。インド人参とも。身体機能を調整しストレスや不安を軽減する強壮剤アダプトゲンとして使われる。
イノシトール - ビタミンBに似た物質で、不安感を軽減する。これは、γ-アミ酪酸がGABAAレセプターに結合するのを助けるからであると言われている。イノシトールは糖質であるので、脳や筋肉の代わりのエネルギー源となる。これは"Sugar high"にはなるが"Sugar low"にはならないので、紅茶の砂糖代わりに適している。ニューロンを強化する膜安定化薬でもある。
γ-アミ酪酸 - GABA(ギャバ) γ(gamma)-aminobutyric acid - 鎮静、抗痙攣、抗不安作用。
茶 - ハーブ。テオフィリンやテアニンを含む。アルファ波に基づく覚醒感(alertness)のあるリラックス。
テアニン - アミノ酸。茶に含まれる。脳内のセロトニンドーパミンレベル増大。アルファ波に基づく覚醒感(alertness)のあるリラックス。
チロシン - アミノ酸ドーパミン前駆体であり、抗鬱作用や覚醒感を与える。ストレスや不安を軽減する。
エゾウコギ - 根の部分。不安を和らげるアダプトゲンで、肉体的、精神的ストレスを調整する。


記憶力が改善し学習能率が上がるといわれているスマートドラッグ [編集]
上の"nergics"は記憶力(記憶の書き込み(encording)と思い出し)を増強すると言われている。 リストした化合物は記憶力改善効果を期待して利用される。この効果は、脳のエネルギーや酸素の供給、神経成長刺激や神経保護などの範疇において一般的な脳の働きを改善することで生じるものである。その他の特徴的な作用を持つとされる化合物については、各々の項目の箇所に別記した。
その他の記憶の書き込み(encording)と思い出しに明確な効果のあるスマートドラッグとしては以下のものがある。
ホスファチジルセリン(‪Phosphatidylserine‬) - リン脂質。記憶力改善効果。ストレスホルモン「コルチゾール」の増加を防ぎと脳の海馬が死んで物覚えが悪くなるのを防止する。
ギンコライド - イチョウの葉に含まれるテルペノイドの一種。記憶力増進や脳内血流改善効果。
‪オメガ3脂肪酸‬ - オメガ3の欠乏により学習能、視力の低下を防止する。オメガ3は、神経細胞の細胞膜を柔らかくし、樹状突起を増やしたり、軸索の成長を促して脳・神経系の健全性を保つ。オメガ3が不足すると脳内セロトニンの量が減少し、多動性障害を引き起こすという報告がある。アルツハイマー型痴呆やうつ病などの疾病に対してもオメガ3の摂取は有効であるといわれている。
バコパ(ウキアゼナ、Bacopa) (Brahmi) - ハーブ。好奇心を増やし、記憶力や集中力を高める。バコパは、スコポラミン等の化学物質により誘発された健忘や電気ショックによる健忘を防止する。伝統的アーユルヴェーダハーブ。
グリシン - アミノ酢酸。記憶力を改善。
ナイアシン (ビタミンB3) - 必須栄養素。集中力や記憶力を穏やかに改善する。血管拡張作用。気分安定、強い抗不安作用。副作用:異常亢進、血圧の低下、皮膚の紅潮(血管拡張作用による)、痒み(ヒスタミンの生成による)
パントテン酸ビタミンB5) - コリンからアセチルコリンへの変換の補因子、コリン様作動体、スタミナ増強。
ビタミンB6 - ドーパミン補因子。
ビタミンC - 心臓血管や細胞膜の品質向上、抗酸化物質(脳細胞を保護)、神経伝達物質ドーパミンセロトニンの補因子。細胞膜安定化剤、コラーゲン合成に関わる。ニューロンを強くし、ダメージを受けにくくする。ドーパミン生成の補因子でもある。


神経の成長促進、脳細胞の保護作用のあるスマートドラッグ
ホスファチジルセリン(‪Phosphatidylserine‬) - リン脂質。脳細胞の保護作用。ストレスホルモン「コルチゾール」の濃度を下げて脳の血流を回復させ、脳の海馬を死滅から守る。
ギンコライド - イチョウの葉に含まれるテルペノイドの一種。記憶力増進や脳内血流改善効果。
アセチル-L-カルニチン - アミノ酸。リポフスチン形成を抑える。
バコパ(ウキアゼナ、Bacopa) (Brahmi) - ハーブ。脳細胞修復のためのタンパク質合成を促進、ニューロン樹状突起の成長を促す。
イノシトール - 細胞膜安定化剤。ニューロンを補強し、ダメージに強くする。
ビタミンC - 細胞膜安定化剤、コラーゲン合成に関わる。ニューロンを強くし、ダメージを受けにくくする。ドーパミン生成の補因子でもある。