2013年12月ジルベスターで取り上げる予定の作品

ここ、2日間、無性に聴きたくなったマーラー 交響曲第8番を取り上げる予定です。
ベートーヴェンの第9も、祝祭的でいいと思うし、好きな演目。
また、私がクラシックを聴くきっかけになった作品でもあります。
その上で、この作品は、古今東西の作品の中で最もスぺクタルな作品であるし、西洋クラシックの一つの終結点とも言えて、集大成であるから。
マーラーの中でも最も楽天的で、神経質で自己分裂なところもありません。
ただあらゆるスタイルをマーラー流に流し込んだ結果の多彩さ、極端な響き、音程が出るところ、ちゃっかり表現主義に近接しているところは、実にマーラーらしい。交響曲第5番 アダージェットみたいなフレーズも出てきますし。
そんなギリギリのさじ加減が、好き。
佐村河内守作品と世界が近接するので、これからも、マーラーの作品で取り上げるのは、この作品になると思います。