音楽関連で振り返る2014

何といっても、SN騒動のショックが大きい。
あれからも何度も振り返ったが、防御策は見いだせていない。

二つ目は、ジョージ・セル指揮魔笛、今年亡くなったブリュッヘンらによるモーツァルト再発見。また同じく今年亡くなったアッバード指揮によるグレの歌に始まる、シェーンベルク再発見である。あれから、カラヤン指揮ペレアスとメリザンド、シェルヘン指揮、ヴィーン国立歌劇場団員と思われる面々とオリジナル編成で演奏した室内交響曲第1番も手にいれた。カラヤン指揮ペレアスとメリザンドでは、クラスター音にも似た響きに驚き、後者は、その耽美で濃厚なヴィーン情緒と表出的な演奏に驚く。ブーレーズハインツ・ホリガーの演奏はただ快速の安全運転にしか聞こえない。youtubeで聴ける演奏と比較してもこれほど濃厚で、調性音楽が崩壊しかかる姿を如実に現した演奏を現時点では知らない。ヴェーベルン編曲の同曲もこの解釈で演奏する談大が出てこないかなと思ったりする。

3つ目に、岡崎律子さんの再発見。ブログのコメント、その前では今年の3月1-15日にかけて、失恋以降ではへビ−ローテーションしていた。3月だとARiAのサントラも該当するが、再発見とは言えないだろう。歌詞、歌声に改めて救われる思いである。

4つ目は、Pharrell Williams HAPPYの大ブレイク。世界ではこの売り上げを超えた作品が、Let it Go以外で1作あったようであるが、抱き込み商法がないiTunesでは日本でも売り上げ5位だったりする。ただ、ジャニーズAKB系ほとんど買えないからチャートがよみにくいのが何とも。
この歌詞の精神性は、キング牧師が聴いたら喜ぶに違いない。また、カウンターへイトで使われたことも微笑ましい。