この6日間の職場の変わりぶりに思う

オフレコで書いた内容とも繋がるのだけど。
名残が無残にも消えていく。
これは、私にとってはとても心地が良かったので、精神的には心底辛い。
笑いながら、心の中で何度泣いたかわからない。そんなことがほぼ毎日。心の底から笑えた日はおそらくないに違いない。
その中で、過去教わったきたことが、しっかりと私の中に脈打っているのを感じている。
もうそれだけでいいではないかと思えてくる。そのDNAと遺志を継いで、生かしていけば。
しかし、2月初頭から吹き荒れたあの詐欺師の件と言い。今年はこういう出来事が私の周りにはとても多い。

こうしてみていくとゲーテの物事の認識は、人間の精髄といって良いように思えてくる。

その言葉は、

すべて移ろい過ぎゆく無常のものは
ただ仮の幻影に過ぎない。

ファウスト 終幕 神秘の合唱から

この幻影は映像、写し絵と訳されることも多い。
移ろいゆくものは仮の姿でしかない。形は次第に変わりゆく。
この言葉はゲーテ箴言省察に書かれている

感覚は欺かない。判断が欺くのだ。

にも近接している。
また、先ほどのファウスト 神秘の合唱、冒頭の一節は。ショーペンハウエルの厭世哲学にも通じるし、古代ギリシャの哲学者が述べた『万物は流転する』にも通じる。