ゲーテの格言 7

人間は、なんと知ることの早く、おこなうことの遅い生き物だろう!


ゲーテ格言集 (「イタリア紀行」ナポリ、1789.3.17.から)】 P22 人間と人間性について ゲーテ著 高橋健二編訳(新潮文庫)】

人間の吸収力は、小学校の中学年から20歳前後がピークと言われ、それ以降は、瞬間記憶力は、どんどん消失していく。そして歳を取り老いるに従い、体内時計がだんだんはやくなり、自身の行動が遅くなる様子が相まって、遅く感じるのではないだろうか。ゲーテファウストのように、一生涯をかけて完結できた事業もあれば、広宣流布など、人間の一生を掛けても終わらぬこともある。


そう、人間は、行動力が吸収力に追いついていけないくらい、脳が進化しているとも言える。私は、その傾向が顕著であるかも知れない。



にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ
スカウター : 信心の王者たれ!