Jean Martinon Sinfonie Nr.4 Altitudes & Webern Sinfonie

ジャン・マルティノンの交響曲第4番「至高」
解説は、マルティノン 交響曲第4番 至高
タワレコだけでしか売られておらず、YoutubeでもVTRを発見できませんでした。
リンクの解説を読んだままの、幻想的な不思議な響きのする曲です。CDの解説を見る限りでは、高山での夕方から黄昏れの時間が作者のイメージしている景色。聴いていると、不思議なけだるい色彩と、けだるく妖しいお香がたなびいてくるような抱く作品でした。


この曲を、聴こうとした理由は、このマルティノンの交響曲「至高」とSinfonia SangaNiRVANA Sinfonie & MANDARA Sinfonieから、曲を書いている人の作風を知るためでした。つかみどころのない響きであり、その理解の一助になればと、思い聴きました。
色彩、香り作品の解説は、マルティノン。冷たく固い響きは、Sinfonia Sanga.メロディの作り方は、NiRVANA Sinfonie・MANDARA Sinfonie・Sinfonia Sanga.
ようやく、そちらも、理解できました。
この数日、R.シュトラウスアルプス交響曲」、ラヴェルボレロ」「ダフニスとクロエ」、ファリャ「三角帽子」、ストラヴィンスキー春の祭典」を聴いていました。オーケストラの色彩感への旅は終演の時であることを感じました。今PCに入っているライブラリーで十分。ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番・第3番、冷たく固い響きの中に、内向的な激しさを憶えました。その激しさは、ロマン派に勝ると劣らない。それは、ヴェーベルン交響曲弦楽四重奏のための6つのバガテルも同じ。暗く陰鬱な曲のため、精神的に落ち着いている方のみ、お聴き下さい。


Anton Webern : Symphony

http://www.youtube.com/watch?v=qUQT2uKJoTM&fmt=18
8分から8分10秒と8分50秒から9分20秒は、まるで春の祭典ののフィナーレでのズンドンズンドンと咆吼している処を、凝縮した様に聴こえます。そして純粋に音の静寂だけがこだまする、固く白銀の世界を想起させます。


その春の祭典の調べは、
The Rite of Spring - Salonen/LA Phil (V)

http://www.youtube.com/watch?v=cOMt-MiI018&fmt=18


Anton Webern: Six Bagatelles for String Quartet, Op. 9 (1911-13)

http://www.youtube.com/watch?v=yXE8gPrkRkQ&fmt=18
鬱屈した暗いフレーズの中から時折でてくる、激しい情熱的なパッセージが印象的です。


今回取り上げたヴェーベルンの曲と、ヴェーベルンのピアノのための変奏曲 と、前回はわからなかったメシアントゥーランガリラ交響曲ルトスワフスキ交響曲第2番を、近い内に聴く予定です。



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