ゲーテの格言 24

すべての人間らしいあやまちを

清い人間性がつぐなう。


ゲーテ格言集 (クリューゲルへ、1827年3月31日「イフィゲーニエ」について) P31 人間と人間性について ゲーテ著 高橋健二編訳(新潮文庫)】

煩悩即菩提にも通じる言葉。
なぜなら、人間らしいあやまちは、清い人間性、すなわち、善なる方向に向けて向上する心、あやまちをもバネにしてさらなる高みへ向かって行く、あやまちを包み込んで、昇華していくからです。
晩年のゲーテの言葉は、自ら書いた最後の大作「ファウスト」の最後の言葉である、「永遠に女性的なるものが、我らをさらなる高みへと引き上げていく」と同意義の言葉が多いことに、今になって気づきました。



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