古楽器演奏を聴いてみます in BEETHOVEN Missa solemniss

古楽器、および古楽器特有の奏法で演奏をすると、音が繊細・明朗になり、哲学的な深遠さには欠ける傾向があるようです。



今回御紹介するZinman指揮による演奏もそうでした。初演の演奏時間を意識してか、演奏時間がかなり短いです。

大体75分から80分を越える演奏が多い楽曲ながら、この演奏は65分。かなりテンポが速く驚きました。Credoの都邑が速すぎて度肝を抜かれました。

BEETHOVENの亡くなる前と。19世紀末では、管楽器の構造が大きく変わり、ほとんどの楽器で奏法が大きく変わっていることもあり、こうした当時に則していこうやり方はとてもよい試みであると私は考えています。

19世紀初頭と比べると、当時では古楽器であれば演奏に無理が生じるところも、現代は奏者の技術力があがり、気にならなくなっているというのも、幸いしているようです。

今回御紹介するCDは、オットー・クレンペラーと比較をすると、好対照をなすCDです。


ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス



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