HAYDN Sinfonien NR.102,104 & MOZART Sinfonie NR.41 "JUPiTER"

ここ数回は、聴くと耳が痛くなる曲が多かったと思います。
これで、クラシックの傑作紹介は、ひとまず終えられそうです。
ようやく、〜の最高傑作がつく楽曲の多くを網羅したからです。


ハイドンというと、メロディアスなイメージがあまりありませんね。
この曲はどうでしょうか?

Joseph Haydn - (4/4) Symphony No 104 D major "London" - IV. Finale: Spirituoso



この曲は、「のだめカンタービレ」のパリ編で指揮者の卵である千秋がコンクールで演奏した曲なので、御存知の方も多いはずです。

Joseph Haydn - (1/4) Symphony No 104 D major "London" - I. Adagio - Allegro


ハイドン交響曲第102番は、別名こそないもののハイドンの最高傑作として名前が挙がり、また古典派交響曲としての形式を最も表したという点で、交響曲の最高傑作という方もいるようです。
典雅で、軽やかなサウンドを御覧あれ!!

Haydn Symphony No. 102 Mvt. 1



Haydn-Symphony No.102-Mov.4/4


ようやくきました、モーツァルトのジュピターからです。
モーツァルトのモダン楽器演奏で最高といわれたカール・ベーム指揮ウイーンフィルの演奏でどうぞ。

Mozart Sinfonía nº 41 "Jupiter" - VPO Bohm (1 de 4)



この曲のメロディーは御存知の方も多いと思います。「ジュピター音型」」(CDFE、ドレファミの4音符)が出てくるところでもあります。モーツァルトは、交響曲第1番からこの音型を用いていたようです。ジュピターを含めて6曲ほど、また古くから多くの作曲家に使われていたモチーフでもあります。*1

Mozart Sinfonía nº 41 "Jupiter" - VPO Bohm (4 de 4)


ようやく、以前紹介しておきながら手に入れてなかった楽曲の多くを手にすることができました。ブルックナー交響曲第8番のオルガン演奏は、オルガンと楽曲の相性の良さに驚きつつも、1人で弾く限界が何パートか欠けていると言うことで、カツァリスのベートーヴェン第9ピアノ演奏よりレベルが落ちていると感じてしまったことが残念な点でした。以前御紹介したMarcel Dupre(作曲だけではなくオルガニストとしても20世紀最高とよばれております)とJ.Alainの実の妹であり、20世紀最高のオルガニストの1人にあげられるマリー=クレール・アランの2人が共演して演奏すれば、かなり改善されるかも、です。そのくらいテクニシャンであることが求められているように思います。また、ノエルによる変奏曲とは違い豊かな音色に欠けることでしょうか。しかし、それでも、ブルックナーの形式美やオーケストラでは伝わりにくいニュアンスも表現されていて個人的にはお気に入りです。ここまで来たら、あと1つ何かが欲しいです。ワガママですね。メシアンのオルガン作品は、HMVサイトで試聴できましたので、試聴しますと、響きがデュプレに占められているようで、個性には欠けるように思いました。以前御紹介したJ.Alainの楽曲の方が、個人的には好きですね。マタイ受難曲もハイライトのみレオンハルト指揮の古楽器演奏で聴けるようになり、渋くて硬い枯れた繊細な音色とヴィブラードを最小限に抑えた奏法がマッチングして、名演奏でした。


結論は、今の音楽に想うこと1 - 信心の王者たれ!から大きく変容を遂げることになりそうです。
その話は、近日中にUP致します。



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*1:wikipediaより