Shostakovich Sinfonie 総集編


ショスタコーヴィチの色彩美が爆発する作品をテーマに取り上げます。
交響曲第2番は、いい場所が流れているVTRがなかったため、見送り。交響曲第2番の凄いところは、サイレンを使用していること。独特なメロディの重なり合い、この場面がUPされていないのが残念。


まずは、交響曲第4番。この響きは、交響曲第13-14番にも生かされたマーラーの影響を最も受けた作品の1つ。楽しいフレーズと陰鬱さの同居、これがショスタコーヴィチの楽曲の特徴の1つではないかと思う。


Shostakovich's 4th Symphony 1

http://www.youtube.com/watch?v=tBOdZIx00uo&feature=related&fmt=18


Shostakovich's 4th Symphony 2

http://www.youtube.com/watch?v=VSM_ALwCYWM&feature=related&fmt=18


Shostakovich's 4th Symphony 5

http://www.youtube.com/watch?v=mmxioHaWpt8&feature=related&fmt=18


Shostakovich's 4th Symphony 6

http://www.youtube.com/watch?v=lCS2OI4j2LM&feature=related&fmt=18


Shostakovich's 4th Symphony 7

http://www.youtube.com/watch?v=PF9pt6Zs_F0&feature=related&fmt=18


続いて、交響曲第6番。軽妙でとてもおもしろい。
Dorian Wilson Shostakovich Symphony no. 6

http://www.youtube.com/watch?v=xL0H2MJ-SsM&fmt=18
後半が、とても軽快で楽しい。


Shostakovich, Symphony No.6, Bernstein,Vienna Philharmonic

http://www.youtube.com/watch?v=NhgJyvM0dG8&feature=related&fmt=18


交響曲第9番は、聴くだけで楽しい曲ではないでしょうか。ここでも色彩美がスパーク。

Luís Carvalho conducts Shostakovich Symphony no.9 [Allegro]

http://www.youtube.com/watch?v=_1RwQXyQXvs&fmt=18


Shostakovich - Symphony No. 9, Op. 70 - Part 3/5

http://www.youtube.com/watch?v=Yj6R6rFdYfg&feature=related&fmt=18


Shostakovich - Symphony No. 9, Op. 70 - Part 5/5

http://www.youtube.com/watch?v=76lUilGjNYY&feature=related&fmt=18

ここからは、交響曲第14番から1曲


Shostakovitch - Symphony no.14 mouv 10 & 11

http://www.youtube.com/watch?v=_GZTwIDT3LI&feature=related&fmt=18
美しくも、シュールなラストが聴きどころ。とても前衛技法を使った曲とは思えない美しさがそこにはある。だた、やはり前衛音楽らしい陰鬱感が漂う。


ここからは、ショスタコーヴィチ最後の交響曲、第15番から。
ここからは、ショスタコーヴィチのパロディーの達人ぶりが発揮される。

Shostakovich- Symphony No. 15 (1/6)

http://www.youtube.com/watch?v=jaRKsOUTZw8&fmt=18
ウィリアム・テルの序曲がコラージュという形でパロディで流れている。暗いところの対比がかなり激しい。楽しさと陰鬱さが同居した響き。

Shostakovich- Symphony No. 15 (5/6)

Shostakovich- Symphony No. 15 (6/6)

http://www.youtube.com/watch?v=1DJY8KhNZfA&feature=related&fmt=18
ここ(最後の2つ)では、アダージョではワーグナーの「ニーベルングの指輪」より「運命の動機」が引用され、リズムは、「ジークフリートの葬送行進曲」と同じ。アレグレットでは、グリンカの歌曲「疑惑」の引用がされる。「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲のようなフレーズだ。105小節からは長大なパッサカリアとなるが、主題は交響曲第7番「レニングラード」の第1楽章「戦争の主題」であり、第6変奏では、主題の構成音が音列化されている。静謐なコーダでは、打楽器が交響曲第4番第2楽章コーダの打楽器パートを引用する。ハイドンの最後の交響曲であるロンドンの冒頭が引用されている。



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