Mahlar Sinfonie NR.8
5.3にふさわしい、祝祭典的な曲という意味からも、今日取り上げました。昼に記事UP予定が、深夜になってしまい、すみません。
全曲を取り上げるのは、今回が初めて。
今まで、この楽曲は、度々取り上げました。
Havergal Brian Symphony No.1 "The Gothic" vs Mahlar Sinfonie Nr.8
Schoenberg Gurre-Lieder と Mahlar Sinfonie NR.8の共通点、相違点
曲の考察は、今まで書いた通り。
ニューグローヴ音楽大事典から引用。
マーラーは1907年にヘルシンキを訪れた際、「私はその様式と形式の厳格さ、全モティーフ間の内的関連が生み出す深遠な論理を賞賛する」。
マーラーは、その長大さ、冗長さから、できなかった。それは、シベリウスの交響曲第7番に至ってその結実をみました。しかし、「交響曲は世界のあらゆるものを包含しなければならない」を文字通り具現化した、美も醜も、聖も俗も、善も悪も、怒りも優しさも、絶望も希望も、悲しみも喜びも、すべてが表現された名作であり、西洋音楽の技法の集大成とさえ言えないでしょうか。聴きどころは、フィナーレ。「大宇宙が響き始める様子を想像してください」と言っている意味を実感するなら、ここが1番わかりやすい。ここの言葉は、ゲーテ「ファウスト」の神秘の合唱からであり、言葉そのものがとても美しい。
では、VTRを。
Mahler Symphony 8 1st Movement Part1
http://www.youtube.com/watch?v=-Wi1j-rpcEw&fmt=18
サイモン・ラトル指揮による、マーラー交響曲第8番、第1部。
この冒頭は、TVドラマ「のだめカンタービレ」で、峰龍太郎がSオケのSはスペシャルのSだと言って、Sオケのメンバーが立ち上がるシーンがありますが、そこで流れていたのがこの曲。アニメ版ではこの曲が流れていたかは、憶えていません。ベートーヴェンのミサ・ソレムニスを上回るテンションで幕を上げる物凄い曲です。
Mahler Symphony No.8 1st Movement Part2
http://www.youtube.com/watch?v=8FrUHBOYdsw&feature=related&fmt=18
Mahler Symphony No.8 1st Movement Part 3
http://www.youtube.com/watch?v=vfp5UPCFsNM&feature=related&fmt=18
この辺りは、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」最終回のクライマックスでも使用されていたところです。
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (1/7)
http://www.youtube.com/watch?v=iI3h4L_0DZE&fmt=18
ここからは、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル演奏の第2部。
テンポが全体にかなり遅めで、力強さに欠けるのがたまに傷の演奏。
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (2/7)
http://www.youtube.com/watch?v=5LHlPfLJcgs&fmt=18
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (3/7)
http://www.youtube.com/watch?v=Kl-f2OHD90o&feature=related&fmt=18
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (4/7)
http://www.youtube.com/watch?v=pnLtkinFoWU&feature=related&fmt=18
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (5/7)
http://www.youtube.com/watch?v=8Ytb12wB-ng&fmt=18
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (6/7)
http://www.youtube.com/watch?v=j2mlHGL-8Bs&feature=related&fmt=18
Maazel conducts Mahler: Symphony 8: Part II (7/7)
http://www.youtube.com/watch?v=FX62TyprDm8&feature=related&fmt=18
ここが、フィナーレ。力強く、美しい。この曲の主要メロディーはここで一通り聴けるので、ここだけは御一聴を。他は長すぎて聴かないまでも、ここを語らずして、この曲は語れないと思うのです。
明日は、正反対にダークな曲を取り上げる予定です。