ゲーテの格言 45

ただちに内部に向かえ、
その中に中心が見つかる。
どんな貴人もそれを疑いはしない。
きっとそこに規則が見つかるだろう。
独立の良心こそ
君の道義の日の太陽なのだから。
…………………………
ほどよく充実と浄福を楽しめ、
生が生を楽しむところには
常に理性をあらしめよ。
そうすれば、過去は常在にあり、
未来はあらかじめ生き、
瞬間は永遠となる。


【「遺言」1829年2月作詩、から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P47-P48 高橋健二編訳 新潮文庫

外面よりも内面を磨きなさい。その中に、もっとも大事な中心が見つかります。どんな偉人であってもそれを認めます。独立しての良心は、理性で照らし行く太陽です。
充実と清らかな幸福の中に、生きることを楽しむところには、常に理性が光っています。
そうすれば、過去はいつもここにあり、未来を前もって生き、一瞬一瞬は永遠になります。


ゲーテらしい、含蓄に富んだ言葉です。最後の3行は、令法久住に通じるように思います。



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