聴き方を変えてみる 2

楽器を触れるための金銭的な余裕はなく、youtube上の演奏風景をじっと見るにとどめた。これで、次のステップに進もうと思う。

宇宙の音楽で調べると実にいろんな音楽に出会う。吹奏楽、トランスにも、以外にもポップスでもそう銘打った音楽もある。


http://www.youtube.com/watch?v=DYk3iKcfiYo&fmt=18

この曲には、宇宙の運行そのものをひとつの偉大なハーモニーと考えて、それによって奏でられるメロディを主題として幻想的なワルツを作曲したと作曲家自身が語っている。

近いエピソードは、マーラー交響曲第8番にもあるし、ヒンデミット交響曲「宇宙の調和」の終盤で上記の曲と同じタイトルの曲をてがけている。ある見方ではロマン派時代が、最も天球の音楽という発想から離れ、宇宙のカオス、そして法則性を体現したものとして、現代音楽を天球の音楽になぞらえる人もいる。一方でモーツァルトの中に響きの調和を見、もう一方ではブルックナーにそれを見る。つまり突き詰めるところ、それらすべてを止揚した先にある、混沌をも包含した響きの調和と、変拍子もそうではなり拍子もありのままに存在し、微分音階も包含した表現主義的な自由なメロディも統合した叙情的で歌心に満ち溢れたメロディにそれは、あるのだろうか?