久しぶりにクラシック漬け

久しぶりに、クラシックを聴いていた。
ガブリエル･フォーレが述べていた以下の言葉。

私にとって、芸術は、中でも音楽は、この世に存在するものよりはるかに上の、できるだけ高いところまで私たちを引き上げるために存在する。今いるところから、人が歩んでいこうと考える地点に移るのは、どれほど難しいことか。そして音楽が何の役に立つのか、何度も私は自問した。音楽とは何か。私が表現するものは何か、どんな感情か、どんな考えか。自分がわからないものをどうやって表現すればいいのか。(1903 年 8 月 29 日、ガブリエル・フォーレ夫人宛）
フォーレ語録

そして、私は、ブルックナーとフォーレほど、この言葉をここまで音楽化した西洋の作曲家を知らない。共に異なるやり方でブロックのように積み上げた形式美、無調に近接している。モーツァルトのレクイエム、ベートーヴェンの最晩年の弦楽四重奏曲、J.S.バッハの曲でそういった傾向はあるものの。また西洋のといったのは、歴史的に見れば芸術至上主義という考えが生まれたのは西洋のみであったことと、違う体系の音楽であるその他の地域の音楽だと、宗教音楽にそういった指向があるように思えてならないのだ。

私が今この世界に飛び出そうと考えるなら、最大のテーマは、上記のフォーレの言葉にもあった『音楽とは何か。私が表現するものは何か、どんな感情か、どんな考えか。自分がわからないものをどうやって表現すればいいのか。』である。消費者目線で、作品を作ってはいけない。勿論、マーケッターは、こういった見方をしなくてはならないが。クリエイターでいられるかの問いにもなると思っている。

Faure Streich quartet
この曲で、春光さんとレスを交わしたのが、もう懐かしく思うこの頃である。

AmazonにてGamma Meditation System 2.0を購入。脳波誘導系は、VantageQuestに続き2枚目。前回で完結の予定であったが、γ波誘導する数少ないものであったため、聴いたら感想は書く予定。ニコ動で聴けるものとおそらく同じはずだ。