未発掘なだけで、知らない良いものが、沢山存在しているかもしれない。

Tell Your Worldを、知るに当たり、あるキーワードを、ニコ動でキーワードにかけたのが、キッカケだ。
そのキーワードは、東方 MMDと、かなりオタクなキーワードでその時、TOPだった映像を見て、バックでかかっている歌のメロディがいいなと思い、調べて知った。
二ワンゴの会長、川上量生は、世界のコンテンツは、「発掘されていないだけで、おもしろいものがたくさんある」という主旨のコメントを、鈴木敏夫ジブリ汗まみれで語っているが、その真意を知った。

その後、様々なキーワードを打って、適当に聴いていた作品。

【作業用BGM】シューティング風楽曲集「SHELIFT」Disk2【オリジナ。ル】
STAGE6,7の曲のメロディを聴いていると東方か、と思えるメロディがでてきたり*1、Disk1を聴いていると、グラディウスファンが、ニンマリしそうな曲想だったり,,,
同じ人が手掛けた作品から

【Techno】EYes - shima26【ニコニコインディーズ】
メロディがエピック・トランス*2,ビートもベースと相まって、トリップする人もいると思う。

この手のキーワードで検索して再びであった曲

Parasite Eve OST - U.B. ~ Final Battle Theme
前半、微分リズムで不安を煽るピアノとパーカッション、美しいハーモニーとリズム、この組み合わせがトリップする。
この曲を手掛けた下村陽子も凄い。
昔、兄二人がプレイしていたので、数曲(イヴ戦、OP,ED辺り)は覚えていたのだが、この曲は忘れていた。


DD13 閃光
この曲は、最終的に関連する動画からからブレイスエッジまで特定して、書いている途中単体で発見。サビ〜ブレイクのリズムセクションポリリズムがいいし、サビから頭に戻るときのメロディ・和音が印象的だ。この曲を手掛けた浜渦正志は、FF10で、ビサイド島、彷徨の彼方、雷平原、最後の戦い、ピアノでメロディを歌い、合唱上がりからくるものか、美しいハーモニーを奏でていたことを記憶している。

音楽でことあるごとに登場するパクリ疑惑だが、西洋の12音音階でで、初めの12音がすべて出てくるまでに選べる音高の選択肢は、12の12乗=65536であり、今日本国内で生まれている曲、メジャー、インディーズ、同人といったものを全部含めればこの数をとうに越えるくらい生まれているはず。アラブ、イラン、インドで使われる1オクターブ24音でも、それぞれの音階の規定*3とさらに地域ごとの音階の型縛りからそこまでメロディのバリエーションは多くない、こういった地域はその型を基にした即興と言う場合が非常に多い。例外は南インドくらいのもの、ここは7音音階で、音階の型縛りがあるから西洋音楽の理論値よりもバリエーションは狭い。今、微分音階は、1オクターブ80分割くらいいっていたと記憶するので、80の80乗が現在の理論上のMAXになるが、ここまでいくと微細すぎて聞き取れない。ハリー・パーチやベン・ジョンストンがしたような1オクターブ51分割で跳躍進行しなければ、聴覚の限界を超えてしまう。

オリジナリティについてとりとめもなくかいたのだが、文学も、芸術も今までの積み重ねからがあって生まれるもので。特に音楽は、芸術の中でも、建築以上に数学的なロジックがあるので、新奇なものは受け入れがたく、慣れ親しんだものが受け入れられやすい。ポップスで見ても、その重ねを感じさせるアーティストとしてビートルズYMO、ジミー・ヘンドリックスが上がると思う。
パクリと言えるものがあるとすれば、同じメロディを使っているではなくて、そこにその人らしい味があるかないかではないだろうか。

*1:音色をZUNNペットに置き換えると違和感がないはず

*2:例えば、GourryellaのLigaya

*3:24音から1オクターブ7音にぢ絞る