怒り消えゆ,こみ上げる笑み,そして頭から抜けないフレーズ

どんなにバタバタしていても、突発的なことで、衝動的にならなくなってきた。
いい意味で、怒りの感情が起こらなくなってきた。

さらに言えば、ヘラヘラ笑っている時間が格段に増えた。
今になって、笑顔は周りに伝播するということを実感している。

そして、あるがままのい自分がいていいんだ、と思えるようになった。
さっきから、ズーッと、佐村河内守 交響曲第1番"HiROSHiMA"で最も印象的なコラールが鳴りやまない。


「交響曲第1番」より 第3楽章? 佐村河内 守作曲
の3分9秒から46秒付近で大体フルートとクラリネットオーボエで奏でられるフレーズがそれ。
CDだと、第1楽章から度々出てくるこの曲の核になるモティーフなのであるが、この演奏は一部抜粋でなんと抜粋されている所に、そのままの形で奏でられているのだ。
アルヴォ・ペルトのコラールのように清澄至純。そして、J.S.バッハのコラールのようなシンプルさも持ち合わせている。この悲哀が込められた祈りのフレーズが頭から抜けないのだ。
CDだと第1楽章 10分22秒から11分39秒、
第3楽章5分38秒では、様々なモティーフに絡まりながら登場。
カタストロフィの後、12分25秒にも出てくる。
カタストロフィ前のメロディの重なり合いも、ブルックナー交響曲第9番補筆版フィナーレの如く疾風怒濤壮絶なメロディの対斜に感動するのであるが、とにかく今は、このメロディがジーンとくる。