脳機能改善のために Part 5

3.16までにクリアできなかったことが1点あったこと、また睡眠時間を2日除いて6時間を安定して越えていた中で、ワーキング・メモリーの縮小、不注意症状の悪化があり、気分はかなりブルーである。職場にいる時間は、ある意味自分のことは考えないようにしていた。他者のことを考えていることが、脳には非常にプラスになるし、結果的に、win-winの関係を築くうえでも、QOLの向上に繋がるからだ。
そして、この6日間、すべてが空転した。何が原因で空転したか、その場その場のミスは把握できたものの、そのきっかけが何かは見えていない。ショックは大きく、放心状態ですらある。

最近、脳の機能改善にまつわることで、非常に興味深かったことは、腸と脳の関係性だ。

腸が悪いと、腸に限らず、ガンにに繋がることは有名だ。東洋医学の全身の代謝の考えを見れば、代謝の循環が滞れば、体にあらゆる異常をもたらすことも知っていた。だから風邪は万病の元といわれるのと同じくらい、排便の悪さや下痢は、病気のカウントダウンと捉えられてきた。さらには、皮膚の状態は内臓の状態をダイレクトに表すため、皮膚の状態も最重要視されてきた。

さて、腸内細菌は、ビタミンB群をつくりだすのに一役を担っており、さらには、神経伝達物質の前駆体も作られる。そのさまは、肝臓に次いで体内の科学工場である。また腸独自の神経回路があり、全脳死しても腸は生きていられる。腸と脳の神経はダイレクトにつながっており、どちらかが影響を受ければ、即座にもう片方が影響を受ける。そしてお互いの命令は、相互補完的であり、相反する。そのために、腸は体に良いものと悪いものを判別し、悪い者は拒もうとするものの、脳の命令で仕方なく受け入れる傾向もある。快感に騙されないあたり、腸の方が脳より頭が良いともいえる。

よくするためには、よく知られているいる通り、食物繊維できれば水溶性のものと、オリゴ糖の大量摂取。乳酸菌が生成する、乳酸や分泌ペプチド、核酸細胞壁成分を大量に摂取する必要がある。
薬で排便を促すことは悪いことが多いが、妊婦以外で良さそうなのが、トリファラまた人によってはアロエベラ。残念ながら、皮膚には良さそうだが、私の体質にはアロエベラでよくなった形跡はない。大柴胡湯は脳機能障害もあってか私にはよかった。漢方薬は、自覚症状、脈診、舌診によって最適なものを選ぶべきであろう。大柴胡湯 ドーパミン関連で調べたものの、腸と脳が連動する事柄での顕照はまだされていない。
糞量が少ないことは、腸内細菌が少ないことを意味し、危険信号の一つであることも知った。