キラキラサウンド

こんな記事を綴るキッカケは、おそらくこの歌。


店の有線でかかっていた。
何が、耳にひっかかったか。
サビのコードがおそらくEvery Little ThingのSomeday,Someplaceとほとんど同じ。
Aメロは、アレンジャーは異なるけれど、同じくEvery Little thingのGrip!とコードが同じ。
音色づかいは、とりわけ前者を彷彿とさせる。と思って数日前調べたら、ご当人か。

思えばキラキラ煌びやかな曲って好きだなと思う。

これは、キラキラとは違うかもしれないけれど、ファミコンの音色が生んだ最もキラキラ煌びやかな曲だと思う。
音色の特性を生かしきっている。それを生かすための高速アルペジオ。良い意味でコード感もボカしてくれる。


高校1年の春、非常によく聴いていた。1.5km走りながら通学した時にも、よく聴いていた。当時のELTの音作りは、オケヒットをガンガン打ち鳴らすavex,Beingといった流れの中で、1番キラキラしていたと記憶する。実際には、他でよりそうした作品もあったのかもしれないのだけど、聴いた中ではそうだったと思う。彼らの曲に親しんだ影響で、TOTOAiR PLAYといったAORにもすんなりと馴染めたと今でも思っている。


音楽院のマスタークラスの内容になっている故・ジェフ・ポーカロのパーカッション・レッスン。ここでは、日本が生んだ世界で最も売れたハードウェア・シンセこと、YAMAHA DX-7の音色の透明感溢れる澄み切ったキラキラと煌びやかな、抜けが良いけど薄っぺらい音色に聴きいって欲しい。FM音源特有のこういう音色が今でも好きだ。野太いアナログ・シンセの煌びやかな音色もいいけれど、あれはキラキラと言うよりもギラギラぎらついているように感じる。

クラシック・映画音楽に目を向けると



ロディアスなので、通俗的と言われるかもしれないけれど、キラキラした音作りが、凄い心地いい。重厚長大深遠哲学的な調べも好きだし、ふんわりやわらか無邪気で自然で典雅な調べもいい。それでもなお、キラキラした音楽にも憧れる。こうして振り返ると、高校以降、どこかしらキラキラした音楽に触れていたことに気づかされる。