佐村河内守 交響曲第1番 第2楽章 聴き続ける

とりわけヘビーローテーションした箇所は、コラール、もしくはファンファーレ風の箇所

6:45-7:13 Nスぺ冒頭でも使われた神々しいあのファンファーレ
8:36-9:10,9:29-9:43 フルートで奏でられる清澄なコラール。澄んだメロディ、ハーモニー。モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス、クラリネット協奏曲のアダージョ,アルヴォ・ペルトのティンティナブリ様式の作品や、フォーレ レクイエム、J.S.バッハのコラール、中世-ルネサンス時代のポリフォニーの影響を見ることができると思う。第1楽章で同様の登場するときは、符点音符をを伴った3/2拍子でポリリズムになっていることに驚いた。やはりもう一度、解説の譜例を見ながらきちんと聞くべきだと反省しながら。
18:42-19:15 木管金管で奏でられるフレーズ 今聴くとブルックナー 交響曲第8番 第3楽章のクライマックスにその曲想は似ている。しかし、この曲は、ヴァーグナーチューバなしに同様の効果をだしているところが、見事。
23:13-26:07 トロンボーンから始まるコラール。絶望の底からの嘆きとも解釈できそうな祈りの音楽。このメロディは、とにかくジーンとくる。このフレーズを、ここ数日、何度も何度も繰り返し繰り返し聴いた。苦悩に寄り添う音楽だという思いをより強くした。
私が、佐村河内守氏関連でやり取りしたNHKのただイマ、Nスぺでも露出してご存知の方が多いであろうyokochanさんが、とりわけ好きな箇所の一つである。

今回はヘビー・ローテーションしなかったのだけど、
33:19-Endまでの音のヴァイブレーションは、脳波誘導サウンドのVantage Questで聴ける潜水艦の音のようなヴァイブレーションに繋がる気がする。この沈静とヴァイブレーションが、フィナーレのパッション、天昇コラールを呼び起こす。文字通り、絶望の闇から、一条の希望の光を見出すだ。

結果として、気が付けばモーツァルトあたりも普通に聴ける状態に戻っていた。
と書いていながら、この曲達も、1年以上ぶりに聴いていた。スピリチュアル系で聴いたことがある人もいるであろう、クリスタルボウルを使った音楽。聴くと新陳代謝が下がりそうな印象がする。α-θ波辺りがでたという資料があるが、同質の原理でシンクロできるかどうかでその辺は如何様にも変わると思う。過去の経験からいうと、体が寒いと感じる時には聴いてはいけないと思っている。

これは、とくに体がひんやりしているときに聴いて、心までヒンヤリした記憶がある。12月に野宿で富士山麓を徘徊するような時に聴くのが間違っていたのは言うまでもない。カラー・セラピーもひっかけられている作品なので、色を言うと赤。

私にとっては、身も心もやはりひんやりタイプの曲の一つ。色は緑。
この曲は、シンクロ率が常に高めだ。

色は、青。この曲も、私にとってはシンクロ率が高い。
気持ちの、強制クールダウンとしては良いかも知れない。クリスタルボウルのおりんそのままの音色はあまり好きではなく、澄み切った音色、シンセの白玉パッドの音色とか、フルート、クラリネット、ホルンのような音色の相性がとてもいい。そう思っている。この3曲が入ったCDは、このジャンルでは今も唯一愛聴している。