マーラー交響曲第6番悲劇的を聴く。

聴きながら書いている。第1楽章の第2主題手前で流れる美しいコラール。佐村河内守交響曲第1番 第1楽章提示部第2主題からたびたび流れるあのコラールにメロディー運び、ハーモニーは似ているかもしれない。佐村河内守の方が、バロック風。

シロフォンチェレスタの使い方は、鬼武者「RiSiNG SUN」にも影響を与えている気がする。しかし、不思議だ。その音色の融け方、浮き上がり方を聴いていると、より調性が不明瞭になるからか、コルンゴルトやシュレーカーの音楽のように聴こえてくる。
私が、音楽におけるユーゲント・シュティールの様式を想起するのはその為だろうか?
天昇コラールの半ばで、1楽章の第2主題手前で流れる美しいコラールに近い音型が出てくる。

第4楽章で奏でられるハープの分散和音は、佐村河内守交響曲第1番 第3楽章最初のカタストロフ後のハープの分散和音に響きは近い。
余談だけれど、途中鳴らされる雄弁なトランペットのパッセージを聴くと、コルンゴルト シンフォニエッタで流れるパッセージに繋がっていく気がする。