氏の音楽の淵源を知るために

ブルックナーは、もういいだろうと交響曲第5番を手放したのであるが、8番は、ジョージ・セルで、9番はスクロヴァチェフスキとフィナーレをサイモン・ラトルで所持。なのでブルックナーは、いいだろう。
ベートーヴェン交響曲第5番も、身内が大フーガ併録の戦後のフルヴェン・ベルリンフィルを所持しているのでこれもいい。クロイツェルソナタも同じくである。
さまよえるクラヲタ人を見ていると、パルジファル第2幕クンドリーの苦悩、第3幕冒頭、アルプス交響曲日没からの引用を見る方もいる。ここでは、さまよえるクラヲタ人ことyokochanさんが書かれているのだけれど。
天昇コラールに、マーラー交響曲第3番ラストを思い起こすと言うレビューが非常に多い。私同様マーラー交響曲第10番フィナーレのラストを思い浮かべた方が私以外にいることも知っている。ショスタコーヴィチ交響曲第10番からの影響も言及する人が多い。ソナチネだとフォーレ ヴァイオリンソナタ第2番も。この辺りは、私自身ほとんど聴いていないので、改めて聴こうと思う。

PS.さっと聴いた。マーラー交響曲第3番フィナーレよりマーラー交響曲第10番フィナーレの方が澄んだ響きは似ている印象。対旋律はどちらにも似ていない。弦楽作品のフォーレの引用は最晩年のピアノ5重奏曲といった作品に近い。今回はマーラー交響曲第6番、ショスタコーヴィチ交響曲第10番、ヴァーグナー パルジファル ハイライトをオーケストラアレンジしたものをチョイス。こうして聴くと引用があっても同じ様にまとめられることはないことに気付かされる。