モーツァルトお気に入りプレイリスト

今朝、モーツァルト交響曲を聴きながら、富士山の絶景を見た。
iphoneで撮影したので、充電する時期が来たら、魔笛の転送し直しを兼ねてここでも写真をアップしようと思う。
良質なコンデジの撮影ではないので、ズームしていないことが、心苦しいのであるが。

プレイリストを挙げる前に、寄り道で、良い演奏を見つけてしまった。
それは、ジョージ・セル指揮クリ―ヴランド管弦楽団、当時同楽団首席クラリネット奏者であったマルセラスをソリストにしての、モーツァルト クラリネット協奏曲。
このマルセラスという方は、クラリネットの高・中・低域で音色が変わらないという卓越した技術と奏法を身につけた方と言うレビューを見ていて、音域による音色の変化がクラリネットのいいところでであり、個性を台無しにしているのではと思っていた。youtube音源ではあるが、聴いてその印象は一変した。むしろクラリネットの音色のいいところをすべてのキーで鳴らしていて、プリンツやライスター、ザビーネ・マイヤーと比べても一流のプレイヤーと言う感想に変わってしまった。当時のクリーヴラント管弦楽団の完璧ながら、決して機械的ではないアンサンブルであったことは有名だけど、一つの壮麗きわまる独奏家のように演奏すると呼ばれていたことを先ほど知った



データとして手持ち音源だと、カール・ベーム指揮プリンツ独奏ヴィーン・フィルの演奏を好んでいたのだけれど、これを聴いたら、手持ち音源への興味が失せてしまった。現在Amazonにて、定価の倍近い金額で売られている模様。クラリネット・ソロの演奏が恐ろしくいい。クラリネットの音色のいいところを引き出しきっているところが個人的にはいい。ノン・ヴィブラードなので、ピリオド演奏にもにた趣がある。オーケストラは言うまでもなくいい。
最近、スクロヴァチェフスキ指揮読売日響演奏のモーツァルト交響曲第41番を聴いたけれど、一言この人の指揮は凄いと言う感想。フィナーレのタイムはジョージ・セルより少し遅めながら、解釈は似た印象。短調になる場所でフルートをこういう風にモーツァルトは使っていたのかと唸らされた。ライヴながらセルよりも時代も新しいし、録音状態は非常に良好。アンサンブルに破綻がないこともいい。ミスターSと言われる理由も納得がいくし、ブルックナー交響曲第8番を聴いていると、ブーレーズよりもセルに酷似した解釈が聴こえてくるので、個人的には、現役識者では最も好きな指揮者の一人だ。全てのパートが明瞭に聴こえて、いい意味で室内楽的な完璧なアンサンブルを奏でる指揮者が好きなのだろう。オーディオも疲れることを承知で圧倒的な情報量で鳴らすmusik electronic geithain,NEUMANNといったスタジオ・モニター・スピーカーが好みでもあることと趣向は近い気がしてくる。

では、今朝聴いたモーツァルトのプリセット




個人的には、第2楽章、第3楽章のテンポが遅すぎに感じてしまうのであるが、それ以外はこのベームの演奏はいい。
フィナーレは、個人的には、非常に好きで定番となったセルの演奏で。
朝から、実に雄大で清々しい風景をバックに、こういう音楽に聴き浸ることは、私にとっては最高のリフレッシュなのだなと改めて思う。
富士山を眺めていたので、鬼武者"Rising Sun"もいいかとおもったのだけど、こういうチョイスも良いと思う。

他だと、モーツァルトの田園交響曲こと