暗い、悲痛をテーマに

今日は、少々ダークだ。そんな気分に合わせてチョイス。

廃人の頃、終盤頭の中で鳴りやまなかった。これだけで、壊れぶりが目にうかぶというもの。

佐村河内守氏の咆哮に影響を与えていそうな一作。チャイコフスキー 交響曲第6番 悲愴 フィナーレ


完成された当初、聴く者に恐怖を与えた、ベートーヴェン「大フーガ」。今でも、永遠に現代的と呼ばれる。


ここで取り上げる中で、最も暗いと思う。



もうこのブログではおなじみかもしれない。この曲が好きな人なら、今回取り上げた最も暗い曲もすんなり聞けてしまうと思う。web上でもそんなコメントを見てきたし、私自身も同じ体験をした。三全音は、両者共通ではないかな。

あまりにも悲しい時に奏でられるのは、美しくも悲痛なメロディーではなくて、カタストロフィを思わせる不協和音だと思う。調性・非調性問わずね。
今回は、非調性音楽は、取り上げないのだけど、このテーマで行くと、ショスタコーヴィチ交響曲第14番、バルトーク弦楽四重奏曲第4番、ヴェーベルン カンタータ第2番、リゲティ「ヴォルーミナ」冒頭のトーン・クラスターはピッタリであると思う。