私の原点1

昨日書きました宿業の話を元に、書いて参ります。


始めに、生まれて初めて発心した時から書くことにします。


それは、中学校3年生の春を迎えようとしていた頃のことでした。
関西創価学園が初めて甲子園でBEST4に進出した春でもあったのですが、もうじき受験生。私は得意分野を除きかなり頭が悪かったこと、部活動*1の両立で悩んでいたことを今でも覚えております。早朝に訳もわからず五座をして、「訳がわからないけれど元気が出るな」という感覚に満ちあふれ、校地走では、過去最高のタイムを記録し、その頃から、聖教新聞創価新報は、毎日欠かさず読んでいると自負をしております。その後、秋の駅伝をするかどうかで、父親と衝突し、自発的な唱題をするのは、ほぼ完全に途切れたと過言ではなかったと思います。高校の頃、丑寅勤行に挑戦するものの、いつも2-3日で頓挫していたと思います。


それから、大学に入学してしてから、再び、自発的な唱題を本格的に、再開しました。当時は、彼女を作りたいというところから始めました。1日1日がかなり早く過ぎ去り、勢いだけで走りまわっていてかなり楽しい日々でした。この頃に読んだ本は、『人間革命』、『二十一世紀への対話』、『若きウェルテルの悩み』・『ファウスト』・『ゲーテ詩集』・『ゲーテ格言集』、『車輪の下』・『幸福論』、その他ドイツ関連の本2冊、『神曲』読了と今まで文学作品をまったく読んでいなかった私としては、恐ろしいペースで、文学書を読んでいたと思います。そして、愛憎劇から、また退転状態となり*2唱題を再開するものの2-3日しか続かない日々でありました。


初めて池田先生と原点を築いた日。それは、2007年春の生まれて初めての法戦でした。当時、異性とのいざこざから人間不信に陥っていた頃に、ラインの先輩・仲間達と共に、信濃町を訪れ、先達の方々の話を聴き、池田先生にお手紙をお渡しを致しました。それから数日後、私は「勇猛精進」との3.16記念と池田先生の印が押された押印和紙を頂いたことでした。それまで、私は幼き時から、絵本を頂いたり、創価大学受験した時などにも激励を頂き、家族と共にお会いしておりましたが、先生の偉業をみて凄いことだと思う一方で、なぜここまで人から信頼をされるのか理解していなかったと思っておりました。小さい頃、一瞬お会いしただけの、根が悲観主義ゆえに、こんなどうしようもない人間に手を差しのべて下さったことが何よりも嬉しかったのでした。その後、現実におびえる自らに、叱咤をし、大声を張り上げまくり、全てに完勝して春の法戦を終えることができました。また心身共にストレスが無くなったことから、アレルギーの症状が急速に軽くもなりました。これはこの頃に掲げた目標の1つでしたので、とても嬉しかったのでした。そしてこのことから、今私が向き合っているフィールドで、全てをやり抜いて、池田先生に恩返しをしようと決意を致しました。


唱題をあげていて凄いなと感じたことに話を移します。それまでにも小さいことは、感じておりましたが、とても強く凄さを感じたエピソードを2つ、紹介致します。


1つ目は、2008年の2月のことでした。実は、私には女性のメル友がおります。まさに大学で、愛憎劇を繰り広げた時に知り合い、3年1ヶ月立っても未だに続けている不思議な関係です。
続いている理由は、おそらく似たもの同士という面があるからだと思います。いじめられっ子、本音で語れる親友がいないことなど。人付き合いが苦手な者同士の共鳴から続いているのだと、私は思います。2007年春に、愚痴を書き殴り、励ましの言葉を頂いたこともあります。元来女性好きな面もあり、無意識のうちに、片想いをあの頃はしておりました。端から見て、痛いことこの上ないことだと思います。人に言葉を伝えることが極度に苦手な私は、この方をメールをする際にも、災いし、返信があるときもないときもありました。そして2008年の2月のある日、私が「生きていることに、疲れました。」と愚痴を言ったことが全ての始まりでした。数回返事を重ねる中言われたことは、「不登校をしていたこともあり、親友がいないこと。人をあまり信じられないこと。その点は共感できるからこそ、人を愛することで愛される幸せを知って頂きたいこと。またバイセクシャルで、男性・女性共に好きな方がいてとても息苦しいこと。」を告げられて、とても悩んだのでした。唱題を少しでもいいから1週間上げ続け、ラインの先輩方に激励を頂き、メル友に好きだということを伝えました。人を安心させる点において、私は、かなり破天荒な夢を持ち、また自らの弱点を克服できていないことから、安心させる力というものを何1つ持ち合わせておりません。振られたのは、当然のことなのですが、1番良い形で、1歩進めることができたと思います。この時の文字数はそれぞれ1通で3000字越えをし、この一連のやりとりの文字の総数は10000字前後というありえない数字となっております。この時点で普通のメル友のやり取りとは言われませんね。その後、少しずつ対等な関係になり、彼氏にも言っていない愚痴を2度言われ相談に乗ったりもしまして、今や名前を呼び捨てにしております。
信心の凄さを身に染みて感じた出来事の1つです。

2つ目、2008年6月15日に向け、唱題を毎日朝晩ほぼ30分キチンとできていた私としては驚くほど唱題ができていた頃のことでした。2008年6月15日に組織のメンバーと唱題を上げていた時*3に、今生きていることを肯定できなくなりがちな私が、「今まで皆が私にして下さったことに、感謝しておりました。そして、私はこの世界に生きていて良いのです。」と心の底から思えたことでした。


お恥ずかしい話、痛いエピソードも沢山書きましたが、これが今の私にとっての原点でございます。
池田先生を初め、創価学会がこの世に存在していなければ、今の私は、学会2世ということもございますが、いなかったと断言を致します。


今までBBS上で原点について書かなかったのは、BBSは、実証などをある意味何でも書けることから、あえて書いてこなかったことなのです。私自身、学会の旗を掲げて活動している人は、多くの方が原点を持っていると信じております。BBSは、ウソでも書けるから、「情報交換・意見交換の場」としてしか、見ていないから、原点を持っていても書き込みをしない方がいることを、私は存じております。人によっては、『理屈、論拠は関係ありません。実証・成果だけでしか人を判断しません』という人が沢山いることを存じております。


今回書いた理由は、創価学会・池田先生・御本尊様の素晴らしさを書き留めておきたかったことと、実証・成果だけでしか人を判断しませんという方に、私にも小さいものではございますが、キチンとございますということを伝えたかったのです。また、原点をBBS上に書かない方もおりますが、その理由も、「情報交換・意見交換の場」としてしか見ていないからですということをご理解頂ければと思います。


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*1:陸上部長距離

*2:衛星中継や座談会、といった会合には寂しがり屋と申しますか、ライフワークと申しますか、大抵は出ておりました。

*3:この日は3時間祈り抜き、現在の私の最高記録でもございます。