小沢代表の公設秘書ら3人逮捕、続報

 ◆西松建設側から約3億円か

民主党の小沢代表の公設秘書が政治資金規正法違反の疑いで逮捕された事件で、小沢代表が関係する政治団体などが西松建設側からこの10年余りの間におよそ3億円に上る政治献金を受け取った疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。東京地検特捜部は、小沢代表の団体が西松建設側から受け取っていた多額の献金の実態解明を進める方針です。

小沢代表の資金管理団体陸山会」の会計責任者で小沢代表の公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)は、平成18年までの4年間に「陸山会」が西松建設から2100万円の企業献金を受けたのに、政治団体からの寄付だったと収支報告書にうその記載をしたとして、政治資金規正法違反の疑いで3日夜、東京地検特捜部に逮捕されました。西松建設関係者などによりますと、小沢代表が関係する資金管理団体政治団体などは、この10年余りの間に西松建設側からおよそ3億円に上る政治献金を受け取った疑いがあることがわかりました。このうち、西松建設のOBが代表を務めていた実体のない2つの政治団体を通じた献金は、およそ1億5000万円に上るということです。さらに、西松建設は、子会社の名義を使って献金を分散させるなどして小沢代表が関係する団体に献金を行っていたということです。特捜部は、小沢代表の団体が西松建設側から長年にわたり多額の献金を受け取っていたとみて、資金管理団体の代表である小沢代表が献金の実態を把握していたのかどうか捜査を進めるものとみられます。また、西松建設政治団体が複数の国会議員の団体に政治献金を行っていたことから、ほかの献金についても不正なものがないか調べることにしています。

NHK(2009/03/04(水))
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014531851000.html

NHK 2009.3.4.】

【小沢氏秘書逮捕】小沢氏側団体が主導 西松建設トンネル献金

2009.3.4 13:39
 小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、逮捕された小沢氏の公設第1秘書で、陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)が、西松側に対し、献金額や献金先を具体的に指示していたことが4日、捜査関係者の話で分かった。

 東京地検特捜部は4日正午ごろ、民主党岩手県第4区総支部が入る同県奥州市小沢一郎民主党代表の事務所の家宅捜索を開始、2億円近くにのぼる違法なトンネル献金が、小沢氏側の政治団体の主導で行われてきたとみて、実態解明を進めるもようだ。

 捜査関係者によると、陸山会など小沢氏側の政治団体は、西松のダミーの政治団体新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)から、両団体が平成18年末に解散するまでの12年間に総額2億円近い献金を受領していたという。

(以下省略)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090304/crm0903041340016-n1.htm

産経新聞 2009.3.4】


一つ犯したことが、積もりに積もって大事になっていますね。一部で予想されていた予算も衆議院で再可決されたようです。民主、地方は定額給付金反対せずとの報道もあり、国会議員との意見の違いぶりに開いた口が塞がりません。今日読んだNewsWeek最新号では、国会議員・官僚・内閣の衆愚政治ぶりを嘲うかのような内容でした。そこでは、世襲議員が多く、その議員が、地元に戻ってこないために、地元の民意が反映されていない点などが、鋭く書かれていました。後半、有権者も声を大にして、立ち上がるべきだと書かれていました。しかし、現状として、それはとても起こりにくいのでは、と考えます。日本のマスコミの報道には、報道されていないことが多すぎること、そして、ネタになればいいと言う姿勢で書かれているためか、ある種の歪曲やプロパガンダの要素がぬぐいきれないことです。なお、この捜査は、与党・野党関係なく、これから大がかりに、あらゆるところで行うとのこと。ドンドン行って、政治の腐敗を立つキッカケになる分には、大いに賛成です。衆愚政治を行う政治家、バイアスのかかったマスコミ、そしてそれで政治に対して何が起きても放置をする民衆、この負の連鎖を亡くしていくことが、よりよき民主政治を行う上で、大切なことのように思えてなりません。善の連帯の拡大を。



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