パッヘルベル「カノン」とパレストリーナの楽曲の共通点・相違点

もともと昨日書いた記事をクラッシュさせたため記事の再UPおよび修正となります。


パッヘルベルのカノンとパレストリーナの楽曲の共通点
1:共に楽曲形式はカノン
2:カノンは、順次進行
3:結果的に、メロディーが明瞭に聴こえること
4:旋律的・調和的な明快さを好み、簡素・平穏・緻密な作風、明快で単純な対位法を用いていたこと。


パッヘルベルのカノンとパレストリーナの楽曲の相違点
1:パレストリーナの楽曲は、教会旋法パッヘルベルのカノンは調性にそれぞれ基づいていること
2:パッヘルベルのカノンには通奏低音があり(クラシックではバロック音楽特有)、パレストリーナの楽曲には通奏低音がないこと


ヴィヴァルディの調和の霊感を聴いてみましたが、J.S.バッハ平均律クラヴィーア曲集で似た作風の伸びやかな滑らかに流れるメロディーの曲があり、あまり興味を引きませんでした。平均律クラヴィーア曲集が鍵盤音楽の旧約聖書と呼ばれ、J.S.バッハバロック音楽の集大成と言われた理由を知ることができました。それでも、パッヘルベルのカノンが好きなのは、パッヘルベルのカノンと同じ作風のバッハの曲を知らないからなのかも知れません。Wikiで調べ、検索で代表的なカノンを聴いてみましたが、同じ印象を与える楽曲は見つかりませんでしたね。バロック音楽はここまで集めたから、もう良いかと感じております



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