トルストイ「戦争と平和」初読破、次に聴くもの

 2時間程度で、ざっと読んだ程度。今回読んだのは、新潮文庫。今は、精読より多読したいと言うことで、細かい思索は、先送りに。
第3巻には、民衆の意志を心の耳で聞きそれに従って勝ったクトゥーゾフ将軍の行動からは、学ぶこと多くあり。指導者のあり方や勝負に勝つために大事なこと(組織のあり方など)を、学べそうだ。
第4巻のエピローグのトルストイの考察は、圧巻。じっくり時間をかけなければ、真意は理解できそうにない。
一読して、レ・ミゼラブルよりも心情移入はしにくかったものの、実にすらすら読めたことに驚いた。ここまで、人物描写にリアリズムを覚えた小説は、他にはありません。シェイクスピアも同じく人間の描写に無限の広がりを持つと評されますが、劇の脚本というものは、実際に劇を見た方が理解しやすい。文だけだと、理解がしにくかったりし、晦渋と感じております。読解能力は正常だと思ってはおりますが、さらなるレベルアップを痛感しますね。
第2巻は、情緒的で、読みやすい印象を受けました。


 今書けるところは、ここまでです。昨日の夜は眠れず、その勢いで、2巻突入。朝方2時間チャージして、一気に読了。まだまだ、読むぞ、次は、ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」。ヨーロッパの古典文学の、模範と仰がれるこの本を読むこととしたい。 


 次に聴くクラシックも決まった。チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」、ラヴェルボレロ」「ダフニスとクロエ」、ストラヴィンスキー春の祭典」。共通点は、すべて管弦楽法が、極めて色彩的であることです。他では、ショスタコーヴィチ交響曲第7番。



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