優しさとは何か

「性格が優しい」イコール「優しい」ではない。不正に対して戦わない、いざというときに力がないのは、「弱い」ことにすぎない。


【青春対話 第3巻 冊子版 池田大作著 聖教新聞社 優しさって何?P20】

性格が優しい、気が優しいから、優しいという訳ではありません。間違っていることに対して、勇気を出さず、戦わないことは、優しさではなく、臆病であり、弱さでしかありません。

底に、相手の幸福を「祈る」気持ちがあれば、いいのです。
(中略)
優しさにも「小さな優しさ」「中くらいの優しさ」「大きな優しさ」があると言えるかもしれない。
(中略)
その意味で、広宣流布というのは、最高に「優しい」行動なのです。最高のヒューマニズムです。
(中略)
「大きな優しさ」の場合には、優しくした相手から、反対に憎まれてたりするかもしれない。しかし、それでも相手の幸福を祈って、尽くしていくのが本当の優しさではないだろうか。


【青春対話 第3巻 冊子版 池田大作著 聖教新聞社 優しさって何?P29-P30】

相手の幸福を「祈る」気持ちがあるのか否か、毎日、問いただして参りたいと思います。日連打聖人も、創価三代の会長も、あらゆる方々に誠心誠意の対話をし、憎まれました。しかし、何があっても、相手の幸福を祈って、尽くしていくことが、本当の優しさ。

生命を生んだ宇宙は、地球は、そして母は、わが子を「かけがえのない存在」として大切にします。
そういう絶対的な優しさ―「生命への慈愛」を、社会に広げていくことが、21世紀にとって、一番大切なことではないだろうか。
(中略)
そのために、まず自分が成長することです。
「自分が人間として向上していこう」という姿勢の心は、優秀な心であり、それ自体、優しさに通じる。
人を押しのけて、自分だけは、と言う姿勢の心は、傲慢の心であり、怒りを含んだ醜い心です。


【青春対話 第3巻 冊子版 池田大作著 聖教新聞社 優しさって何?P33-P34】

すべてを、かけがえのない存在として大切にしていけるように。そのためにも、向上心を持ち、成長していくこと。人を、押しのけて、自分だけはといった、自己顕示欲に負けてはなりません。優秀であることは、優しいということ。自己顕示欲に振り回されるということは、自らの傲慢さと醜い心に、負けるということ。同じ内容が、2009年7月16日の聖教新聞に掲載された新・人間革命 命法16にも、優しさについて同じことが書かれておりました。


振り返りますと、毎日が正反対。偽善者ではないか、と思えてきます。自らに叱咤を入れながら、して参りたい。



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