Ligeti Volumina
私が、20世紀最大のオルガニスト・オルガン音楽作曲家マルセル・デュプレを知るキッカケになったサイト、オルガン音楽入門で面白い曲を見つけました。リゲティのヴォルーミナという曲です。
G.Ligeti: Volumina PART1
http://www.youtube.com/watch?v=esDkIW6oEBg&fmy=18
G.Ligeti: Volumina PART2
http://www.youtube.com/watch?v=JIuAYSXYlPQ&fmt=18
これは、マルセル・デュプレ以来のインパクトでした。
冒頭から、オルガンの全音域、全パイプを鳴らしての、トーン・クラスターによる轟音。
騒音化していった20世紀の芸術音楽らしい調べであるとともに、フル・オーケストラでも、音が薄い電子楽器でも不可能な、パイプ・オルガンでしか出せない響きがそこにはあるのです。
無骨で機械的、非人間的で硬質、というオルガンの音響的特質をここまでありのままに表現した曲を、私は、他に知りません。