鬼武者 OriginalSoundTrack 購入に挑む

明日には、どういう経路で購入するか決まると思う。
今手に入れないと、手に入らなそうだから、挑もう。
私が、この曲を手に入れたい理由。
氏が、現在世界最高の知性と言われたきっかけになった作品であるからだ。
長時間、聴衆を湧かせる曲だからが、理由ではない気がした。
何故ならRiSiNG-SUN 全3楽章の演奏時間は、20分足らずなのだ。モーツァルト交響曲と同等。
それでいて演奏人数は器楽のみで206名。また本質的に西洋楽器とピッチ、スケールが異なる邦楽器も入っている。
作曲するには、絶対音感で記譜する力もさることながら、西洋楽器と邦楽器のピッチの違い、つまり微分音を聞き分けられるモーツァルトと同等以上のピッチの違いを聞き分け能力を求められる。もちろん全聾となる前の氏はそれをクリアした。
また、なぜこの規模でオーケストレーションを試みられないか。現実的には、費用対パフォーマンスが悪すぎる。当然高すぎるから演奏会で演奏されない。ヴィーン世紀末期のオーケストラ作品が、ほとんど演奏されないのはそういったことに由来する。ヴィーン世紀末にそういった作品が作られたのは、「至高の作品」を求める風潮があったことが一つ。シェーンベルクグレの歌」、マーラー交響曲第8番は、西洋音楽における諸形式の融合が根っこにあったりする。それを演奏するのは、巨大戦艦の様相を彷彿とさせる5-7管編成の巨大編成オーケストラ。第1次世界大戦前の頃、ヴィーンで演奏できたのは、ハプスブルク帝国崩壊前と言う空前絶後の音楽バブル期であった影響が極めて大きい。市民パトロンも数多くいたし、出版社も力があった。そして国の支援も今のオーストリアやドイツよりあったかもしれない。その後、巨大編成作品が激減するのは、演奏したくとも大戦及び敗戦による費用面および戦死と貧困から来る人手不足でできなかった影響があまりにも大きい。
もう一つの理由は、あまりにもオーケストレーションが困難を極めるからだ。氏はそう述べているし、できる自信があったことも述べている。氏が世界最高の知性と称されるのは、それをやってのけた影響が大きい。
なおかつ、第1楽章は、バイオハザード"TENPEST"や、交響曲第1番"HiROSHiMA"第1楽章と同じく、極めて緻密なポリフォニックなソナタ形式である可能性が高い。第3楽章では、主要メロディーの対斜もやってのけた可能性がある。形式は、かなり自由なロンド風かソナタ形式か。第1楽章はOPで、第3楽章は作中ではフルには聴けず、一部のフレーズが作中に聴ける程度。第2楽章はもっとも自由に作った。基本的には、流れないのだけど、EDとか聴いていると、彷彿とさせるフレーズが流れている。形式は、変奏曲形式か、それともブルックナー交響曲第9番モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」のようなソナタ形式か。これは、実際に手に取ってみないとわからない。私の駄耳では、ただ聴くことで理解することは不可能だ。なお、全3楽章が作られた後に、打ち込み曲を作ったため、主要なメロディーは、RiSiNG SUN全3楽章でその多くが聴けるとのこと。
プロットが極めてしっかりしていることも世界最高の知性と言われる理由に上がると思う。8管編成のハヴァーガル・ブライアン 交響曲第1番「ゴシック」は、非常に散漫な印象を与えることも点数を下げている理由に上がるであろう。オーケストレーションは、これはこれで見事ながら、録音が。佐村河内守は、もちろんメロディを歌いきって、かっちりと作り切る。
また、リファレンスCDとして推している方が多いというのもある。XRCDなので当時として盤質、マスタリングは最高。
全体を通してRiSiNG SUNはクラシックだという意見は、多かった。また音のテーマの広さに魅かれた人も多い。また氏が述べたように、勇気の音楽であり、戦いの音楽であると思う。この言葉の延長線上に、交響曲第1番"HiROSHiMA"を見ていくこともできると思う。こちらの方が、響きは幾分聴きやすい。完璧な和声法、対位法、管弦楽法に圧倒された方もいる。


以下、

バイオハザード制作時のケンカ、全聾といったことが重なった結果からか、音楽ありきで作られた映像。当時の技術的限界はあるとしても、映像シンクロ率は100%だと思う。オペラのハイライトと比較してみると面白いかもしれない。そして私自身、オペラの映像は持っていないのだけど、モーツァルト魔笛」と比較してみてみたいと思っている。RiSiNG-SUN 1st Movementが流れている。小説、それもサウンドノベル作りに挑戦する私の盟友であるイプシロンさんに今回は贈りたいと思う。

映像つきが嫌な方は、曲単独で。

自分を鼓舞するときにとてもいいと思う。狂気の狭間にいる時には、交響曲第1番"HiROSHiMA"第3楽章 12分頃に訪れるカタストロフの手前の方がより高揚できると思う。
具体的には、
冒頭から2分37秒まで。


おそらく緩徐楽章のポジションをなしていると思う。


フィナーレである第3楽章
ラストのティンパニと太鼓の一打に圧倒された方も多いと思う。Youtube音源ながらトライアングルが使われていることが確認できた。
使い方が、コルンゴルトに近いかなと思えてくる。氏は、R.シュトラウスマーラー辺りから吸収したはずだ。初期のシェーンベルクも否定できないのだけど。

打ち込み曲はあまりリサーチできていないのだけれど、人気が高そうな曲を多くのレビューから選んでみた。
自らを鼓舞するときに


癒し系

雅だと思う。聴いた感じが雅楽そのもの。なお、雅楽で使われる楽器のすべてが入っているわけではないのに、雅楽そのものと言うのが凄い。

音色の影響からか、マルセル・デュプレ、J.アランのオルガン音楽のような調べ。柔らかくて幻想的。

緊張感漲る曲

余談としてムービーシーンが、フルアップされていたので見たけれど、音楽から映像を作っているのもあって、シンクロ率は100%なのだけど、映像が音楽に完全に負けている気がした。

ただ今、日昇 RiSiNG SUN 1st Movementヘビーローテーション中。聴いていたら、テンションが上がってきて眠れなくなってきた。