鬼武者メドが立ちそうだ。そして思わぬことにワーキング・メモリーが退化か

いい知らせ。鬼武者 Original Sound Trackは、何とか手に入りそうだ。あとは、相手の返事次第。3.31NHKオンエアが近づくにつれてAmazonの中古がドンドン買われていく。結果として数千円の損。みんな同じこと考えていたなと、ショックは結構大きい。この作品が出たころと言うと、クラシックをメインにFFのサントラをヘビーローテーションをしていたころであり、兄弟で鬼武者バイオハザードをプレイしたものは誰もいない。クラスメイトを探せば、プレイ歴のある人はいたはずだ。私が出会うのが遅すぎて後悔した最初の作品だと思う。往年のアーティストは、中古も探せば千円以内で手に入るが、バイオ・ハザードも、特に鬼武者はプレミアが掛かっているからだ。またこの頃に出会っていれば、音楽観が良い意味で間違いなく変わっていたはずだ。この頃聴いた音楽は、その後もその頃を思い出す上で、キーになるからだ。卒業シーズンに、大地讃頌といった歌を聴いていて思わずそう感じたからだ。文字通り、記憶のタイムカプセルだ。

あれからも、日昇 Rising Sunは、聴き込んでいて、第1楽章の覇気に満ちたフレーズと言ったフレーズも覚え始めてきた。また第2楽章からは、いい具合に、調性と無調性の狭間を行くようなところがある。やはりこういったギリギリスレスレの、毒づいた響きが好きなことを改めて実感する。武満徹と、邦楽器の違いが全く異なることに気付かされる。武満徹は、西洋楽器との差異をひたすらぶつけるような使い方をする。実は、その一方で、武満徹は、西洋楽器を邦楽器のように鳴らすので、邦楽器を使わない方が日本的と評される。最後に完成させた"Air"は、ブレスノイズの多さ、メロディーラインからやはり和を感じさせるものがある。
佐村河内守は、邦楽器の音色を活かしきったまま、オーケストラに溶け込んでいく印象がある。音色を活かしきるから、アクセントにもなっている。このバランス加減がとても心地いい。
2人とも異なるアプローチでその究極を言っていると思う。
その上で好みを言えば、私は、やはり佐村河内守を選んでしまうと思う。こちらの方が、既聴感に訴えかける影響は大きいかもしれない。

一方、割と睡眠時間も確保しているのにも関わらず、ワーキング・メモリーは、縮小中である。音読と、脳幹への血流を挙げるトレーニングを科すべきか。