この数日、聴いていた曲

この法戦期間中、数曲クラシックを聴く暇を作り聴いていました。

カラヤン指揮ベルリン・フィル演奏による、モーツァルト交響曲第41番。ヘッドホンで言えばAKG K240Sといった、中低音から重低音がしっかりと出て、その上で、音が篭もることなく中高音がすっきりと聴こえる環境で聴くと、音のバランスが良く、力強く聴こえます。カラヤンの録音は、オーディオの環境が良くないと、ちっとも良くない演奏のように思います。カラヤン指揮ベルリン・フィル演奏のハイドン交響曲第101番・第102番・第104番は、モーツァルトのジュピター以上に入りませんでした。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル演奏のチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」は、第3楽章以外は、非常に噛める演奏の様に思いました。カラヤン指揮ベルリン・フィル演奏によるシベリウス交響曲第5-7番。緩急・ヴィブラードつけすぎと思う一方で、第6番第1-2楽章の流れるメロディの美しさはありだなと思いました。交響曲第5番については、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル演奏も聴きました。テンポの速さに驚く一方で、それがウィーン・フィルのまろやかな音色と相まって良い演奏だなと思いました。そして買いたい衝動に駆られたのでした。そして昨日、ブログを更新していた時に聴いていた。ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル演奏による、シベリウス・カレワラ組曲行進曲からは圧巻でした。その駆け抜けていくリズムと、流れるメロディと透明感溢れる響きに圧倒されました。また、元気と勇気を頂きました。なぜ、TVドラマ「のだめカンタービレ」で頻繁に使われていたか悟ると同時に、シベリウスの曲はじめじめしていると言う人でさえ、からっと明るくて透明感があると言った理由に、今になってうなづくのでした。


今夜は、池田先生が書かれた私の履歴書で登場した作品と、さきほど曲名をあげたシベリウスのカレリア組曲の行進曲からを取り上げます。

Zigeunerleben - R. Schumann

http://www.youtube.com/watch?v=9nx_4j-aMkM&fmt=18
シューマン 『3つの詩』作品29の第3曲 流浪の民
この映像の1分45秒以降の明るい打楽器も奏でられる後半のハーモニーと打楽器の妙がとても美しいです。


春の海(Haru No Umi) 宮城道雄

http://www.youtube.com/watch?v=BeVYO-2wDK0&fmt=18


箏: Japanese Koto - 瀬音 (Seoto)

http://www.youtube.com/watch?v=4xudLFTXZqc&fmt=18


ロンドンの夜の雨

http://www.youtube.com/watch?v=31dIczl2jTU&fmt=18


水の変態

http://www.youtube.com/watch?v=YCFgILfjua4&fmt=18
今回取り上げた箏曲は、すべて宮城道雄の作品。箏を弾く音は、現を爪で弾く他の楽器(ギターやマンドリン)と同じく、ドライな中に粘り気のある涸れた渋い音が出ることが、とても似ていると思います。この一連のメロディには、人の心の琴線を揺り動かすようなものがあるように思えてなりません。


最後は、シベリウス カレリア組曲より行進曲風に


Sibelius: Karelia suite - Alla marcia

おそらくシベリウスの曲の中では、一番親しみやすい曲ではないでしょうか。
メロディや響きがとても美しくて、歯切れの良いリズムから、とても力づけられる響きの曲です。



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