最近聴いていたもの

この1週間、フランスの古典に触れていた。
ラヴェルのダフニスとクロエ、クリュイタンス指揮のCDと、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル演奏のによるものの2種類。愛用のイヤホンに、音がフラットに聞こえるように最適なEQをした状態で聴く。どちらも美しい。木管の映えはやはり今無きパリ音楽院管弦楽団の方が上であるかも知れない。弦と金管が若干強くなるが、それでもウィーン・フィルの音色の方が私は好きだ。残念なことは、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル演奏の方は、合唱がすべて木管に差し替えられてしまったことである。ブーレーズ指揮ベルリン・フィル演奏と、カラヤン指揮は聴く機会があれば聴きたい。オーケストレーションの妙で残っている作品は、弦楽四重奏曲以外取り込んでいないバルトークと前衛音楽の一部くらいだろうか。
ベルリオーズ幻想交響曲のロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ演奏を聴いた。作況当時の楽器・演奏スタイルだと、これだけ楽器の音色の原色が強まるのかと驚いた。ただ、ラヴェルやファリャには負ける。悪くはないが、取り込む価値は薄いだろうか。
フランス音楽は、バロック後期(フランス古典時代)の象徴とも言える、ラモーの楽曲と、マルセル・デュプレ&J.アランとメシアンのオルガン曲だろうか。
フランス音楽を極めてみようと考えた理由は、ドイツとは全く異なる知的で、(特に音色が)美しい音楽で、書式を極めた極めて論理的で古典的な作品が数多くあるからだ。
ブライアン 交響曲第1番ゴシックのエイドリアン・ボールト指揮BBC交響楽団・合唱団によるプロ初演のがタワーレコードからでていることを知る。ジンマンのマーラー交響曲第8番と一緒に買おうか。


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