モーツァルトから交響組曲風に選曲

交響組曲風にと書いた理由は、オペラの序曲をいれてあることと、緩徐楽章を一つに選べなかったため。全5楽章構成。


第1楽章のポジションは、魔笛「序曲」を。最も主題労作が緻密であり、モーツァルトオーケストレーションの妙を味わえる作品であるからだ。モーツァルト流のポリフォニーも聴ける。唯一聴けないのは、グロッケンシュピールがこの曲ではまだ登場しないこと。チャイコフスキー くるみ割り人形 金平糖の踊りで奏でられるチェレスタや、コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲、シュレーカー ヴァルス・レンテにおけるチェレスタ、グロッケン・シュピールの扱いの巧みさに勝るとも劣らないと個人的には思っている。楽想も、非常に豊かであることもいいのだ。このオペラの聴きどころは、第1部のフィナーレと第2部からは五重唱、夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」、火と水の試練、アリア「娘か可愛い女房が一人」、フィナーレ、合唱を選ぶと思う。

ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 第2楽章から。ここからは、クラリネット協奏曲のアダージョに繋がるようなため息が聞こえてくる。清澄感もある。しかし、いいレコードが見つからなかった。

ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503 第2楽章から。交響曲第41番第2楽章にその主題労作は匹敵すると音楽学アインシュタインに言わしめた。
これも、いいレコードがみつからなかった。

交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」 第3楽章 メヌエットから。
40番、33番、29番のメヌエットと比べても勝るとも劣らないことを気付いたため、この曲を選んだ。

交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」 第4楽章 フィナーレから。
これだけは、不動。