桜、ふたたびの加奈子を見る

結局、ノリと勢いでレンタルしてみてしまいました。
この作品は、佐村河内守氏が、音楽を担当していなければ、100%見なかったに違いないです。
ジブリ作品とかは、実家がよく日テレ系列の番組を見ている家だったので、大体見ていますが、自分から自発的に見た映画作品は、数えるくらいしかありません。

愛娘を失い、生まれ変わりはいる、そこから狂気がかったヒロインを演じたのは、広末涼子さん。
CD出していた頃と、声が全然変わっていません。
実際、大切なものを失ったら、発狂すると私は思っているので、すんなりと入りました。
理解に苦しみながらも、うけとめようとする夫を、演じた、稲垣吾郎さんも、演技は悪くないと思う。
原作は未読ながら。カテゴリーは、サスペンス、ホラー、ファンタジー
だとすれば、恐怖を煽るシーンで、シャコンヌの特殊奏法が奏されるところが使われていたり、弦楽四重奏曲第1番で最も不協和な個所が使われていたことに納得がいきました。
主軸にあるのが、家族愛と言うこともあって弦楽四重奏曲第2番からの引用が多い印象。
映像のシンクロ率に関して言えば、1カ所違和感を覚えたが、それ以外はいい。
佐村河内守氏の映像音楽で、最もシンクロ率が高い作品は、鬼武者も変わらずでしたが、最大の収穫は、楽曲理解の一助になったことかもしれません。



今後見る予定の映画は、「タイタニック」「未知との遭遇」「戦場のピアニスト」です。

東京富士美の展示も観に行きましたが、感想は、後日綴ろうと思います。