東京富士美術館 光の賛歌 印象派展を観に行く

私が行った日は、11.19.
Marimoさんと、ニアミスになるかなと思っていたら、私の方が、2日早く訪れたと言う結末に。

様式に合わせたBGMということで、限りあるiPhoneからのプリセットで、常設展で展示されていたフランソワ・ブーシェが生きていたロココ様式全盛期のみ、モーツァルが書いた最もロココ趣味に溢れたサロン音楽ことモーツァルト フルートとハープのための協奏曲 k.299 第3楽章。
それ以外は、西洋音楽の各時代に繋がっていくスタイル且つ、印象派風の音色、色彩が感じられる作品と言うことで、フランツ・シュレーカー ヴァルス・レンテ、オペラ「遥かなる響き」から「夜曲」を選んだ。ドビュッシーの楽曲は手元にないのと、ドビュッシー自身は、印象派の絵は好みではなく、象徴派から影響を受けたこと、そしてドイツ語圏で観れば、リルケと言った、印象主義象徴主義の影響をともに受けた詩人もいるし、クリムトにも同様のことが言えたりする。クリムトの場合、西洋絵画の技法の集大成といえるところもあり、その点も、シュレーカーと被ってくる。間違ってもそのエロティズムだけではない。

個人的に最も印象的だったのは、実は、フランソワ・ブーシェの《ヴィーナスの勝利》、《田園の気晴らし》、《田園の奏楽》 であった。モーツァルト フルートとハープのための協奏曲 k.299 第3楽章とのシンクロ率が驚異的に高かったことも影響している。
ゲーテが絶賛したレンブラント・ファン・レインは、置かれていなかった。サイトで事前確認をしておけば、そういった意味の落胆はなかったに違いない。
印象派展で個人的に気に入ったのは、ピサロの絵画。モネの睡蓮は、頭にスッと入っていかないので、3度、4度と見返した。



大学3-4年の頃に一度訪れた記憶があるのだけど、その時以来だ。
天気も良く、ひよどり山トンネル手前の浅川大橋からは、一瞬ながら、美しい富士山が見えた。