怒首領蜂シリーズ

サントラはすべて公式には販売されておらず、オークションで手に入るかどうかのようなので、web上からサルベージ。

今回取り上げるのは、シリーズから「大往生」「最大往生」
作曲者は、並木学と言う人。聴けば分かると思うのであるが、典型的なテクノ・トランス風味。ニコではデトロイト・テクノと書かれているのだが、それにしてはメロディーが一部の曲をはじめ、強すぎる印象を覚える。namcoのRAGE RACER辺りと比べても強いくらい。
ゲームを邪魔しない音楽をモットーにしているとのこと。実際ゲームとのシンクロ率は結構高いと思う。故に、単体で聴くと聞く気がしない曲も多い。


.Dodonpachi Saidaioujou OST - ミチ (Stage 5) .
シューティングの王道、スッキリ爽快爽やか系。東方だと、上海アリス紅茶館神々が恋した幻想郷が例外的に近い。使っている楽器、ペンタトニックスケールの頻発、作曲者のジャズ趣向から来るモーダルな和音運び以外は、近いと思う。音作りだと例えば妖怪裏参道に近いと思う。同じクラブ音楽指向の為。

シューティングで一番イメージに近いのは、Gradius IV Apollon OST。かなり昔の作品だし、アップも3年以上早いのに、再生回数が同等以下。3作目以降シューティングと言うジャンルそのものを含めて、どれだけ人気が少なかったか窺える。聴いていて思ったのが、頭の音が違うので、調こそ異なれど、使っているコード、シンセ・パッドの重ね方とかほとんど同じ作り方だったりする。グラディウスの方が、軽めのフュージョン、ポップス・インストゥルメンタル、例えばT-SQUAREといった路線に近いだろうか。以外とあっさり飽きたりするタイプでもある。


.DoDonPachi Dai Ou Jou OST - Burn Yourself (Boss) .

.Dodonpachi Saidaioujou OST - テンシ (True Last Boss) .
聴くからに、ドラムンベースの世界。後者は、とにかく歪みまくったギターとシンセが非常に賑やかで、うるさい。単体では聴く気にまったくならない。

映像とのシンクロぶりは、以下。

怒首領蜂最大往生 C-EX ALL-陽 1.31兆 1/3


怒首領蜂最大往生 C-EX ALL-陽 1.31兆 2/3
ミチが流れるステージ。この映像だと途中リズムのシンクロ率が狂気の領域に。
ラスト1分のスコアの異常な伸びが見もの。


怒首領蜂最大往生(C-EX) ランクアタック:46 5面道中
ひたすら、敵の弾速をあげてプレイ。何回か被弾しているのだけど、このスピードで避けているのだから凄い。


怒首領蜂最大往生 C-EX ALL-陽 1.31兆 3/3
このVTRは、意図的に弾消しを行ったため、一番強いラスボスには到達していない。


怒首領蜂最大往生 C-S 5-陰 237億
現在唯一コンテニューなしで、裏ボス陰蜂戦、後半の発狂モードに到達したリプレイ。しかし後半が酷いことに。ここまで来るためには、ノーミス・弾消しを1回も使わずにいかなくてはならない。なおかつとれるアイテムは全部取らないとならない。それができたプレイヤーに対して、この圧倒的な弾幕が襲い掛かる。30秒に一回コンテニューになっている。この圧倒的な弾幕と狂気じみたBGMのシンクロぶりが凄い。果たして何年後に、ノーミスノーボムクリアが出ることやら。