Beethoven Streiqurtette NR.13&14

これから、3日間、クラシックから記事を書くことにします。
まずは、ベートーヴェンが自作の中で最高傑作と言わしめた弦楽四重奏曲第14番から。
今回のVTRは5分割ながら、実際は全7楽章をつなげて演奏するという19世紀初頭としてかなり前衛的な作品。しかし、全体的に、とてもまとまって聞こえる不思議な作品です。全7楽章をつなげて実質的には、単一楽章といえる作品を最高傑作としたことから、私は、シベリウス交響曲第7番のような、複数の楽章を単一楽章にまとめた作品を絶賛されるのではないかと思うのです。
では、VTRを。

Beethoven op. 131 string quartet # 14 (1/5)

http://www.youtube.com/watch?v=kW8wdpfkpM0&fmt=18


Beethoven op. 131 string quartet # 14 (2/5)

http://www.youtube.com/watch?v=pZAzTIbXYbs&fmt=18


Beethoven op. 131 string quartet # 14 (3/5)

http://www.youtube.com/watch?v=D-jETlALAeE&fmt=18
ベートーヴェンの変奏曲の中でもディアベリ変奏曲と並ぶ最高傑作。流れるように、曲がダイナミックに変化する様が圧巻です。


Beethoven op. 131 string quartet # 14 (4/5)

http://www.youtube.com/watch?v=gUJKSGzVUz4&fmt=18


Beethoven op. 131 string quartet # 14 (5/5)

http://www.youtube.com/watch?v=ad_eKQh4ru8&fmt=18


ここからは、ベートーヴェンが生前最後に作曲した曲。


Beethoven String Quartet No. 13 in B♭ major, opus 130 - Finale: Allegro

http://www.youtube.com/watch?v=sP1UGtTHkOg&fmt=18
沸き立つようなリズムと楽しげな主題の楽章であるが、対位法的な部分も少なからず使われています。大フーガと弦楽四重奏曲第14番で、前衛的で難解な曲を書いたベートーヴェンが書いた最後の曲。それは、明るくわかりやすく、バロックの趣を持った古典的な作風であったことです。この曲に、ベートーヴェンの悟りの境地を見る気がするのです。
精神的に高貴な人にのみ、わかるロジックと美がそこには、あるのです。



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