久し振りにモーツァルト ピアノと木管のための五重奏曲を聴く

私がweb上でやりとりした作曲家の方で、こんな天国的な響きとともに夕食後のひと時を過ごすというのは最高の快感と仰っていた。
私も同じ思いでいる。
第2楽章の美しさはモーツァルトの中でも極上の一つに上がると思う。ピアノが奏でる下降音型には、最後のピアノ協奏曲のような明るくも悲哀のこもった響きがすでに聴こえてくる。減七和音が途中鳴り響くのでその対比も見事だ。
個人的には、グルダがピアノ、当時のヴィーンフィルのホルンと木管メンバーと演奏したCDが気になる。同じヴィーンスタイルだとプレヴィンがピアノをした演奏も挙がるのだけれど、クラリネットの演奏がという意見を見たのでチョイスしない予定。またブレンデルら、ソリストでしている演奏は、ジェームズ・レヴァインがピアノを担当した演奏とタイムは少しはやいくらい。演奏の質は私にはわからないくらいの差であり、変わらないと思っている。ピアノのアドリヴは私には合わなかったので除外。セル・クリーヴランドモーツァルト交響曲第33番が収録されたCDとジェイムズ・レヴァイン、ヴィーンフィルのモーツァルト交響曲第29番も近々入手を試みようか。